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J-GLOBAL ID:201702242643575869   整理番号:17A0253794

超高速Raman損失分光法によるビス(フェニルエチニル)ベンゼンのモード特定励起状態ダイナミクス研究

Mode specific excited state dynamics study of bis(phenylethynyl)benzene from ultrafast Raman loss spectroscopy
著者 (5件):
資料名:
巻: 146  号:ページ: 064303-064303-9  発行年: 2017年02月14日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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オプトエレクトロニクスに数多くの応用を持つ一次元分子ワイヤのモデル系であるビス(フェニルエチニル)ベンゼン(BPEB)の励起状態ダイナミクスを明らかにするために,フェムト秒過渡吸収(fs-TA)および超高速Raman損失分光法(URLS)を適用した。基底状態では,BPEBのねじれ障壁が低く,室温で溶液中に回転異性体が混在することが文献から知られている。励起状態では,このねじれ障壁ははるかに高いと計算されていた。著者らのフェムト秒TA測定値は,励起電子状態における複雑な構造ダイナミクスに関連する多指数関数的挙動を示す。異なる溶媒中で時間分解された励起状態のURLS研究は,高周波振動のモード依存動力学およびピコ秒振動緩和ダイナミクスを明らかにした。励起後,Franck-Condon励起した非平面回転異性体の平面構造への構造的再構成を反映する,すべてのRamanバンドについて強度の漸進的な増加を観察した。この励起状態の平坦化は,その高い蛍光量子収率の原因でもあると論じた。高周波振動の時間に依存するピークの位置は追加情報を提供する:ピーク周波数の急速な,サブピコ秒の減少,その後の緩やかな増加は,励起状態緩和の異なる段階の間の共役の程度を示す。CC三重(-C≡C-)結合は,CC二重(>C=C<)結合より構造的再構成に幾分速く応答する。この研究は,BPEBおよび類似の線状π共役系の励起状態の理解を深め,高分子の分子ワイヤの進歩に寄与しうる。(翻訳著者抄録)
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