文献
J-GLOBAL ID:201702279914326568   整理番号:17A0627147

ロフォーテン大陸棚における動物プランクトンの移流の年次変動を制御するメカニズム,タイセイヨウマダラ仔魚の考察

Mechanisms regulating inter-annual variability in zooplankton advection over the Lofoten shelf, implications for cod larvae survival
著者 (8件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 299-315  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
タイセイヨウマダラの初期段階における好適な餌生物(主にカラヌス属のノープリウスの段階)の利用性の変動が,タイセイヨウマダラの北極圏ノルウェー系群の年級群強度の変動に強く影響している可能性がある。本研究では,2002年から2012年についてシミュレーションを行った速度場に基づく粒子追跡モデル手法を用いて,カラヌス属のロフォーテン大陸棚個体群の供給源を調べた。初春のロフォーテン大陸棚に投入した粒子の経路の逆方向シミュレーションを行うことにより,ロフォーテン海盆,大陸棚の越冬場所,及び隣接するフィヨルドなど,カラヌス属の潜在的な供給源の相対的な寄与度を評価した。本分析により,主に風況の変化とノルウェー沿岸流の可変強度によって駆動される移流パターンにおいて顕著な経年差が明らかになった。調査海域内に移流した大部分の粒子は大陸棚に由来し,予想に反して,カラヌス属が多く存在するロフォーテン海盆由来の粒子は少なかった。これらの結果は,ロフォーテン海盆から初春の大陸棚のカラヌス属個体群への貢献度は過大評価されており,特に隣接するフィヨルドなど,より多くの場所の供給源からの貢献度が,以前予想されていた以上に重要な役割を果たす可能性があることを示唆している。本研究の結果より,北部ノルウェーの大陸棚において春季の動物プランクトン個体群の調節に多くの貢献が存在することから,大陸棚とフィヨルド間の交換プロセスの定量化を向上させる必要性が明らかとなり,その結果,このことが本海域のタイセイヨウマダラ仔魚の生残に影響を与える可能性も明らかとなった。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
プランクトン  ,  個体群生態学  ,  海洋の構造・力学・循環 
引用文献 (64件):
もっと見る

前のページに戻る