抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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韓国では,住宅市場で購買力のない貧困層が様々な非合法的不良住宅の密集地区に居住していたが,90年代の都市再開発事業による再編で,これらの地区では高層マンションに変貌した。しかし,貧困層は形を変えて相変わらず不良住宅に住まざるを得ない状況は変わっていない。これらの層に住宅を供給する住宅政策の一つとして,買い上げ賃貸住宅事業を紹介した。2004年にソウル市の5つの自治区を対象に500戸のモデル事業として開始され,小型集合住宅を買い上げて供給している。2007年現在,事業は全国に拡大し,供給目標も年6500戸となっている。この事業の意義として,賃貸住宅供給の多様化,スラム化の回避,サービス付き複合的居住支援,長期的居住期間の設定,が挙げられる。そのほかにも,買い上げしない,いわば,借り上げ方式の賃貸住宅事業も同様に行われている。