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J-GLOBAL ID：201002219762491430   整理番号：10A1529537

粘着・剥離に関する高分子化学の最近の進歩 粘着剤のフラクトグラフィ

著者 (1件)： 山崎義弘 (早稲田大 理工学術院)
資料名： 高分子  (Polymers)
巻： 59  号： 12  ページ： 905-908  発行年： 2010年12月01日 
JST資料番号： F0168A  ISSN： 0454-1138  CODEN： KOBUA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 粘着剤の剥離はソフトマターにおける破壊現象の一つと考えることができる。剥離においては,粘着剤中の圧力場(または弾性場)により,剥離の進展および粘着剤の引き伸ばしが一様でなくなる不安定性(フィンガリング不安定性)が引き起こされる。そのため,引き伸ばされた粘着剤によってさまざまな構造が形成される。このような構造形成の特徴付けを行うことは,剥離力の決定要因,剥離のダイナミックスを理解する上で重要である。(著者抄録)

シソーラス用語： 剥離 ,  *粘着剤 ,  *破面検査 ,  場 ,  フィンガリング ,  粘着テープ ,  動力学 ,  *粘性流体 ,  フィブリル構造 ,  トンネル構造 ,  圧力場 ,  凝集破壊 ,  弾性体 ,  粘着 ,  破壊解析 ,  応力-歪
準シソーラス用語： フラクトグラフィー ,  応力・歪関係 ,  界面剥離 ,  破断面

分類 (1件)： 高分子固体の力学的性質  (CG02023D)

引用文献 (17件)：

• HULL, D. Fractography. 1999
• TANAKA, Y. J. Phys. Soc. Jpn. 1996, 65, 2349
• SAFFMAN, P. G. Proc. R. Soc. London, Ser. A. 1958, 245, 312
• KAWAGUCHI, M. Physica D. 1997, 109, 325
• BENSIMON, D. Rev. Mod. Phys. 1986, 58, 977

タイトルに関連する用語 (4件)： 粘着 ,  高分子化学 ,  粘着剤 ,  フラクトグラフィ