抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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植物の花芽形成の授業で,短日植物のオナモミの名前を知らない生徒が複数存在した。そこで高校2年女子生徒200名を対象に,動物付着散布型草本の果実について,その呼称のアンケートを行った。その結果,呼称としては,くっつき虫が75.5%,バカが24%であった。草本の種類としてセンダングサ属が93.5%と大多数が回答し,オナモミ属は36%であった。これから,群馬県内ではオナモミを含む動物付着散布型草本をくっつき虫と呼ぶことが多いが,くっつき虫とはオナモミよりもセンダングサを指す生徒が多いことが分かった。またセンダングサのことをバカとかどろぼうと呼ぶところがあることも分かった。更に,その呼称の由来,遊びとの関係,呼称の地域分布についても調べた。