抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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建築物の改修工事では,図面の不備や紛失等で施工時に現場合わせ等で生産性の低下が生じる。筆者らは,既存の躯体等の形状を3次元レーザースキャナーで計測し,部品を工場生産でプレカット等して,現場で取り付けし,廃棄物をゼロにできる「エコ生産システム」工法を開発した。本報では,「エコ生産システム」を構成する技術の,3次元レーザースキャナーによると計測と計測した点群の解析技術,プレカット部材の配置,寸法等の設計の半自動化技術等について説明し,これらの技術を実験で検証した内容を述べた。実験は,1983年竣工のRC造事務所(3.5×6.7×4.1(H)m3)に間仕切りを追加して行った。スキャナーはライカジオシステムズ社のHDS3000で行った。まとめとして「3次元レーザースキャナーによる躯体の計測と点群の解析では躯体の凹凸は,±1~2mmの精度でモデル化できたこと,面墨を用いることで半自動的部材の位置決めが可能であったこと」等を示した。