抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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複列砂州の卓越領域における中規模河床波の形成や変形に対して流路の平面形状の影響を数値実験により検討した。蛇行型,瓢箪型に加え,直線を含む3パターンの平面形状について砂州の形成過程に関し数値シミュレーションを行った。蛇行型流路の流心形状,瓢箪型流路の側壁の湾曲形状はどちらもsine-generated curveで与えた。また側壁の湾曲波長を半波長ずらすことで蛇行型,瓢箪型の谷底平野を模した流路の平面形状を表現した。計算結果から,側壁に拘束条件がある流路では平面形状も考慮する必要があることが示唆された。同じ水理条件下であっても流路の平面形状によって砂州の形成過程が大きく異なることが確認された。また複列砂州については依然未解明な点が多いが,強制的に横断方向流速を生み出す瓢箪型流路では安定した複列砂州が維持されるという新しい知見を得た。