抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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産業界においては,国際競争の激化などの煽りを受けて,生産性の向上,省エネルギー・省力化など,製品の品質の向上と生産コストの削減が,より一層重要視されるようになってきており,これらの問題を解決する上で,制御システムの高機能化が求められている。一方,近年のコンピュータ技術の進展に伴い,大量のデータが短時間で処理できるようになってきた。とくに,操業データの蓄積,処理,プログラムの構築などが比較的容易に行われ,制御性能を一層向上させるための取り組みが活発化してきている。この潮流は,制御系設計法の枠組みを少しずつ変化させてきており,最近,操業データを制御系設計に直接利用するデータ指向型制御系設計法が注目されている。上述の現状に鑑み,本技術報告書では,データに基づく制御系設計法を中心に,最近の研究成果を纏めている。その構成は以下の通りである。I.閉ループデータを用いた制御器の直接的設計法(2章~8章)。II.データベースを用いた制御器の設計法(9章~12章)。III.パフォーマンス駆動型制御系の設計法(13章~15章)。(著者抄録)