抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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文化財資料の材質計測と劣化機構の解明は歴史・考古学においては不可避の課題であり,このため,貴重な資料のいろいろな物性値を迅速・簡便・正確に計測できる手法の開発が望まれている。エネルギーレベルが可視光より低い電磁波の一種である近赤外光の吸収・発光現象に着目した近赤外分光法の利用は,この目的にもっとも適う手法の一つである。本研究では,木曽ヒノキ埋没木を測定対象として近赤外反射スペクトル測定および一連の実験を行い,各種物性値の経年による変化および近赤外分光法による各種物性値の予測精度について評価した。また,熱処理材(古材代替材料)を測定対象として得られた既往の結果の妥当性を確認するとともに,埋没木固有の材質変化の検出可能性について検討した。(著者抄録)