抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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光吸収層材料のバンドギャップに対して大きなエネルギーを持つ光を吸収して発生したホットキャリアを,フォノンを介した熱緩和によりエネルギーを失う前に外部に取り出すことでエネルギーを有効に利用する「ホットキャリア太陽電池」が実現できると,変換効率の理論値は最大集光下で80%を上回り,現在の単結晶シリコン太陽電池に比べて実に3~4倍の効率を達成できる。本文では,そのホットキャリア太陽電池のエネルギー選択層として,AlGaAs/GaAs/AlGaAs二重障壁共鳴トンネル構造を用いて,光照射下での電流特性を調べ,ホットキャリアの収集効果を検証した。また,理論解析により,InN/GaN接合を用いて共鳴トンネル構造を形成した場合,72%の理論変換効率もつホットキャリア太陽電池が得られることを示した。