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J-GLOBAL ID:201602209661338613   整理番号:16A0298924

オーストラリア,タスマニアのCape Grimに対する大気メタンのシミュレーションによるオーストラリア南東部でのメタン排出の確定

Simulations of atmospheric methane for Cape Grim, Tasmania, to constrain southeastern Australian methane emissions
著者 (9件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 305-317 (WEB ONLY)  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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この研究は2つの気候モデルと処方されたメタン排出の6つのシナリオを使用し,オーストラリア,Cape Grim(40.7°S,144.7°E)での1994~2007年期間のモデル化と観測された大気メタンを比較した。モデルシミュレーションはTransCom-CH4プロトコルに従い,オーストラリアコミュニティ気候,地球システムシミュレータ(ACCESS)とCSIRI-正立方大気モデル(CCAM)を使用した。ラドンをシミュレートし,モデルと観測値間の輸送差の影響を低減するために使用した。オーストラリア大陸を渡ってきた大気試料に対して比較を行った。6つの排出シナリオは観測された濃度と概略一致したモデル化濃度を与えた。3つの顕著なミスマッチが存在した。第一に,経年的に異なるバイオマス燃焼起源排出を組み入れたシナリオは,オーストラリア南東部における大規模火災イベントの時に,Cape Grimにて高いメタン濃度をもたらし,これは最低モデルレベルへの非現実的な火災メタン排出の取込によるためである。第二に,南半球の冬季における湿地からのメタン排出を伴うシナリオは,冬季のCape Grimにおけるメタン濃度を過大評価し,冬季の湿地からの排出を含まないシナリオは良い結果をもたらす。最後に,全てのシナリオは観測により意味される南半球での春季におけるメタン起源をしめすことに失敗している。シナリオにおける湿地からのメタン排出のタイミングが近年の衛星観測とは異なり,湿地からの最大メタン排出は冬季よりも南半球の春季(9,10,11月)であることを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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対流圏・成層圏の地球化学  ,  大気質調査測定一般 

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