抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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これまでに述べてきた電子部品産業の歴史的な経緯の確認をベースに,A)日本における電子部品メーカーの立地状況と,B)新たな日本の電子部品メーカーの発展方向について論じた。A)では,セットメーカーへのサプライヤーからの供給状況として,パナソニックについて,サプライヤーメーカーの他メーカーへの供給状況,サプライヤーメーカーの立地状況(地方別事業所数とその割合),下請企業の現状(都道府県別,会社数・従業員数など)を提示し考察した。また,同社が長野県に生産機能を有す事業所が多いことに注目し,分析範囲を長野県の全生産に拡大し,品目別製造品出荷額において長野県が1位から3位を占める主要な電子部品を提示するなどして,長野県の製造業状況を考察した。その上で,B)では長野県に着目し,1)南信地区の経済の推移と南信地区企業の歴史的推移,2)南信地区の企業の具体的な発展などについて述べ,その活動の中に日本の電子メーカーの発展の方向性が提示されているとした。