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J-GLOBAL ID：201602221225688964   整理番号：16A0495652

設備故障が旅客に与える経済的損失を評価尺度とした鉄道信号設備のライフサイクルコストの低減に関する考察

著者 (5件)： 志田洋 (JR西日本) ,  大串裕郁 (JR西日本) ,  樋上喜信 (愛媛大 大学院理工学研究科) ,  阿萬裕久 (愛媛大 大学院理工学研究科) ,  高橋寛 (愛媛大 大学院理工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D(Web)
巻： J99-D  号： 5  ページ： 539-548 (WEB ONLY)  発行年： 2016年05月01日 
JST資料番号： U0473A  ISSN： 1881-0225  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄道信号設備は,安全性と信頼性の確保が不可欠な重要設備であり,鉄道会社は設備の維持に毎年多くの労力と費用を費やしている。しかしながら,近年の少子高齢化により鉄道利用者の減少による収入減が想定されており,設備のライフサイクルコストの低減が求められている。そこで本論文では,従来の鉄道信号設備のライフサイクルコストモデルに「設備故障が旅客に与える経済的損失コスト」を考慮した新たなモデルを提案する。その上で代表的な鉄道信号設備である軌道回路に対して,経済的損失コストを評価尺度とした保全計画の策定や設備故障の原因分析を行う。そして,分析に基づく改善対策によって,設備のライフサイクルコストが低減できることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *鉄道信号装置 ,  *ライフサイクルコスト ,  *損失 ,  *乗客 ,  評価基準 ,  モデル ,  スケジューリング
準シソーラス用語： *経済的損失 ,  評価尺度 ,  保全計画 ,  *旅客

分類 (2件)： 信号,保安  (TC01040Y) ,  保線,鉄道防災  (RC07050X)

引用文献 (10件)：

• H. Shida, H. Oogushi, Y. Higami, H. Aman, and H. Takahashi, “A proposal of maintenance cost model of track circuits,” Proc. 9th International Conf. Mathematical Methods in Reliability: Theory, Methods and Applications (MMR2015), no.2E2-2-51, pp.408-415, June 2015.
• 山本正宣,中村英夫,“鉄道信号システムの信頼性・安全性の確保 LCC からの検討,” 日本信頼性学会誌,vol.35, no.4, pp.206-213, July 2013.
• 塚本大吾,大串裕郁,中村英夫,高橋 聖,“鉄道信号システムの安全性・保全性と LCC-持続可能な鉄道システムの構築,” 平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会論文集,no.OS10-6, pp.1114-1117, Sept. 2014.
• 渡辺郁夫,平栗滋人,岩田浩二,“RAMS に基づき信号システムを設計する,” RRR, vol.67, no.6, pp.18-21, June 2010.
• 平尾裕司,渡辺郁夫,“RAMS 指標に基づく信号システム構築,” RRR, vol.62, no.11, pp.2-5, Nov. 2005.

タイトルに関連する用語 (7件)： 設備 ,  故障 ,  旅客 ,  経済的損失 ,  評価尺度 ,  鉄道 ,  ライフサイクルコスト