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J-GLOBAL ID:201602270488772895   整理番号:16A0782079

セリアで促進したIr/Al2O3触媒によるN2O分解: セリアの役割

N2O decomposition over ceria-promoted Ir/Al2O3 catalysts: The role of ceria
著者 (13件):
資料名:
巻: 187  ページ: 259-268  発行年: 2016年06月15日 
JST資料番号: W0375A  ISSN: 0926-3373  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Ir粒子サイズ,モルフォロジー,酸化状態,担持Ir触媒の脱N2O触媒活性(1000ppmN2O)におよぼす共沈法で調製したAl2O3-20wt%CeO2担体におけるCeO2の影響を,過剰O2(2vol%)条件の非存在下および存在下で検討した。Ir/Al2O3の脱N2O活性は,供給流中の酸素の存在によって顕著に抑制されることを示し,すなわち,600°CでのN2O変換は,酸素の存在下の100%と比較して,酸素の不在下では65%と低下した。同様の有害な触媒効果も,固体Ir/CeO2について観察した。逆に,CeO2変性Ir/Al2O3触媒の脱N2O性能は,酸素の存在によって,わずかしか影響されなかった。CeO2誘発性の促進効果の起源への洞察を得るために,表面テクスチャ解析(-196°CでN2吸着-脱着),H2中での昇温還元(H2-TPR),X線回折(XRD),高分解能透過電子顕微鏡(HRTEM),走査型透過電子顕微鏡(STEM),電子エネルギー損失分光法(EELS),およびCO吸着および脱着の拡散反射Fourier変換分光分析(CO-DRIFTS)を含む広範な特性化研究を行った。特性評価結果から,IrO2相(H2-TPR,XRD,HRTEM,EELSおよびCO-DRIFTS)の存在,並びにAl2O3,CeO2,およびCeO2-Al2O3担体上のIrの非常に小さな孤立した粒子(STEM)の存在を,顕著に異なる程度まで明らかにした。完全な結晶構造の大きいIrO2粒子およびIr-セリア界面に位置する非常に小さいIr粒子の共存は,Ir/AlCeにおいてのみ明らかになった。酸化反応条件下での非常に小さいIr粒子廻りのセリアにおける特定のIrδ+/Ιr0比,および酸素空隙サイト(VO)濃度の確立により,N2O吸着,その後のCeO2で促進したIr/Al触媒上でのN2とO2への分解を大幅に促進するように思えた。Ir/Alの場合には,種々の脱N2O分解機構が起こり,酸化条件下で確立したIrδ+/Ιr0部位の反応性が大幅に低下した。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
貴金属触媒  ,  有害ガス処理法 

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