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J-GLOBAL ID：201602276903361536   整理番号：16A1394425

磁気冷媒特性を示す,Fe(III)にもとづいた9-メタラクラウン-3錯体の合成および磁気的キャラクタリゼーション

Synthesis and Magnetic Characterization of Fe(III)-Based 9-Metallacrown-3 Complexes Which Exhibit Magnetorefrigerant Properties

著者 (6件)： CHOW Chun Y. (Univ. Michigan, Michigan, USA) ,  GUILLOT Regis (Univ. de Paris Sud 11, Orsay, FRA) ,  RIVIERE Eric (Univ. de Paris Sud 11, Orsay, FRA) ,  KAMPF Jeff W. (Univ. Michigan, Michigan, USA) ,  MALLAH Talal (Univ. de Paris Sud 11, Orsay, FRA) ,  PECORARO Vincent L. (Univ. Michigan, Michigan, USA)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 55  号： 20  ページ： 10238-10247  発行年： 2016年10月17日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 三種の9-メタラクラウン-3(9-MC-3)錯体,Fe^III(アセテート)₃[9-MC_A-3](MeOH)₃・MeOH・7H₂O(A=Fe^IIIN(shi),H₃shi=サリチルヒドロキサム酸;1a),Fe^III(ベンゾエート)₃[9-MC_A-3](MeOH)₃・MeOH・4H₂O(A=Fe^IIIN(shi);1b),および二量体のFe^III₂(イソフタレート)₃[9-MC_A-3]₂(EtOH)₆・xH₂O・yEtOH(x=24,y=0(2a),x=4,y=2(2b),x=4,y=1(2c),x=1,y=0(2d))のX線回折,磁気的性質を調べた。1aは磁気熱量効果(MCE)を示し,最大エントロピー変化-ΔS_m=15.4Jkg^-1(T=3K),適用された磁場変化μ₀ΔH=7Tである。一方,1bは-ΔS_m=7.4Jkg^-1(T=7K),適用された磁場変化μ₀ΔH=7Tであって,低温で逆のMCEを示した。1bでは強い反強磁性相互作用があり,1aでは磁気的に孤立している。2a~2dでは溶媒和によってMCEに大きな差が見られる。溶媒和が大きいと分子間相互作用が減少してMCEが増大し,2aが最大,2dが最小となる。

シソーラス用語： *鉄錯体 ,  磁気的性質 ,  冷媒 ,  クラウンエーテル ,  化学合成 ,  カルボン酸エステル ,  カルボン酸塩 ,  二量体 ,  X線回折 ,  *磁気熱量効果 ,  反強磁性 ,  溶媒和 ,  分子間相互作用 ,  *結晶構造 ,  分子構造 ,  磁化率 ,  温度依存性 ,  *交換相互作用 ,  エントロピー ,  芳香族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  フェノール類 ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： アセタート ,  クラウン化合物 ,  磁気エントロピー変化 ,  反強磁性相互作用 ,  磁気エントロピー

分類 (3件)： 鉄の錯体  (CE01091H) ,  その他の無機化合物の磁性  (BM06060P) ,  鉄族元素の錯体の結晶構造  (BK09040I)

物質索引 (3件)： イソフタル酸 ,  サリチルヒドロキサム酸 ,  安息香酸

タイトルに関連する用語 (5件)： 磁気 ,  冷媒 ,  Fe ,  錯体 ,  キャラクタリゼーション