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J-GLOBAL ID:201602281013786588   整理番号:16A0483475

2013年10月伊豆大島豪雨災害の概要-被害とタイムライン-

Summary of Landslide Disaster in October 2013 In Izu-Oshima Caused by Typhoon Wipha-Damage and Timeline-
著者 (11件):
資料名:
号: 50  ページ: 1-18  発行年: 2016年03月31日 
JST資料番号: Y0087A  ISSN: 1344-1825  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2013年10月15日から16日にかけて日本列島に接近した台風第26号に伴う大雨は,日本各地に記録的な大雨をもたらしたが,特に東京都大島町(伊豆大島)では降り始めからの総降水量が824mmに達し,歴代最高の記録となった。これにより大島町の元町地区では大規模な土砂災害が発生し,住民36名が死亡,3名が行方不明となっている。この災害による被害の状況と,発生までの時間経過を整理した。降水は15日の朝から始まったが,昼過ぎから徐々に強くなり,日没である17時過ぎまでに防災無線放送が3回にわたって注意喚起をしたものの,避難勧告や避難指示は出されないまま雨は次第に強まっていった。17時38分には大雨警報・洪水警報が,18時5分には土砂災害警戒情報が出され,19時過ぎになると他の自治体では避難勧告を出すところも出てきたが,大島町では避難に関する行政からの情報は出されることなく災害発生に至った。23時過ぎになると10分間降水量でも10ミリを超える強さとなり,翌16日の午前2時32分には記録的短時間大雨情報が出されたが,この時点では10分間降水量で20ミリを超える猛烈な雨となっていて,深夜でもあり既に安全な避難のタイミングを逸していた。この災害では台風接近に合わせて,前日のうちから気象庁がメディア等を通じて厳重注意を呼びかけてはいたものの,特別警報は発表されず,町の防災担当との情報連絡に不備があるなど,災害時のリスク情報の在り方にさまざまな視点から問題提起される事例となっており,今後多角的な検証が必要である。(著者抄録)
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分類 (1件):
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自然災害 
引用文献 (9件):
  • 消防庁:平成25年台風第26号による被害状況等について(第1報~第37報).
  • 内閣府:平成25年台風第26号による被害状況等ついて(第1報~第32報).
  • 大島町役場:時系列状況表(2013/10/16大島町総務課作成18:30現在).
  • 大島町:大島町復興計画案,平成26年8月.
  • 東京都総務局:平成25年台風26号・27号に伴う被害状況等について(第62報)平成25年12月2日.
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