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J-GLOBAL ID:201602284575597717   整理番号:16A0685632

降水を伴わない浅い積雲におけるデトレインメント(吐き出し)とエントレインメント(混入)の観測的推定

Observational estimates of detrainment and entrainment in non-precipitating shallow cumulus
著者 (4件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 21-33 (WEB ONLY)  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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積雲に伴う鉛直輸送は気体,粒状物質,エネルギーの再分配に重要であり,気候システムに影響を与えることとなる。従来の研究は,積雲からのデトレインメントが上昇マスフラックスと同等であり,鉛直輸送に重要な寄与をしていることを示唆している。本研究において,新しい方法を導入し,航空機観測を利用した降水を伴わない積雲により経験した総デトレインメントとエントレインメントの量を推定した。方法は3つの保存変数に対する方程式を利用する:雲質量,全水量,湿性静止エネルギー。これら3つの変数を含む方程式の最適化は,雲が経験した断熱混合層空気,混入空気,吐き出し空気の質量画分の推定をもたらす。方法を2006年夏季,テキサス州,ヒューストンにて実施されたGoMACCS(メキシコ湾大気組成と気候研究)期間にCIRPAS Twin Otterの6回のフライトに応用した,この間に176の小雨と降水を伴わない積雲を採取した。新しい方法を用いると,これらの雲は平均して30~70%の混合層空気,残りを混入空気よりなることが見出された。吐き出し空気の質量画分は2%以下と非常に小さく,10%を超える値は雲の15%に見られた。混入空気と吐き出し空気質量画分は高度に伴い増加し,これは従来の観測研究と一致する。最大のデトレインメント現象は中性浮力を持つ空気にほとんど全て伴い,それは従来のモデル化研究において仮定されてきている。この新しい方法は従来の航空機実験によるデータを容易に利用でき,幅広い雲システムに対するデトレインメントの理解を拡げる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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雲と降水の微物理 

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