文献
J-GLOBAL ID:201702228343400998   整理番号:17A0090479

塩ストレスの時間に応答するHordeum brevisubulatumのNa+とK+の調整制御

The coordinated regulation of Na+ and K+ in Hordeum brevisubulatum responding to time of salt stress
著者 (13件):
資料名:
巻: 252  ページ: 358-366  発行年: 2016年11月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
野生オオムギと呼ばれるHordeum brevisubulatumは,中国北部の土壌改良に有効な単子葉塩生植物である。過去の研究にも関わらず,主要な耐塩性メカニズムは未だ論争中である。最近の研究は,100mMのNaCl処理の0~168時間において,シュートのNa+濃度がストレス時間につれて急激に増加し,コムギより有意に高いことを示した。類似の結果は,25と50mMのNaCl処理下でも見られた。培地溶液中で0.01から50mMまでK+が上昇したときにさえ,組織のNa+濃度に有意な影響は見られなかった。興味深いことに,7日間の100mMのNaCl処理後に,コムギと比較してH.brevisubulatumでは,シュートの成長が促進され,より強い根の活性が維持された。組織のNa+に及ぼす長期間のストレスを評価するために,100mMのNaClを60日間延長した。Na+濃度の最大値は,それぞれシュートで7日目,根で14日目に観察され,それから徐々に低下した。微小電極イオンフラックス推定を用いて,Na+排出の増加とK+流入の維持が,長期間の塩ストレス中にNa+濃度を低下するための主要な戦略であることを見出した。さらに,葉のNa+分泌は組織中のNa+低下にほとんど寄与しないことを示した。それによって,長期間の塩ストレスから生き残るためのH.brevisubulatumの生理メカニズムとして,初期の塩ショックに応答して迅速なNa+蓄積がシュートで起こり,それから組織中の安定なNa+/K+比を維持するために,Na+排出が引き金となり,K+流入が活性化されるということを提案した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生理学一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る