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J-GLOBAL ID:201702240867833471   整理番号:17A0219570

生まれた最初の年の北海産タイセイヨウマダラ(Gadus morhua)の生残と成長に及ぼす温度の影響のモデリング

Modeling the effects of temperature on the survival and growth of North Sea cod (Gadus morhua) through the first year of life
著者 (5件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 193-209  発行年: 2016年05月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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温度と体サイズは海産魚類における個体群動態(成長や死亡率など)に影響を及ぼす主因であると広く受け入れられている。本研究では,北海におけるタイセイヨウマダラ(Gadus morhua)の卵稚仔の発達,成長,及び斃死に及ぼす体サイズと温度の影響を扱う生物物理学的な個体ベースモデルの構築を行った。本モデルの温度依存的な死亡率は本種の初期発達段階の捕食者の消費率に基づいている。本モデルにより,卵,仔魚,稚魚期に生じる全死亡率は,それぞれ35%,53%,12%と予測された。体サイズのモデル予測値と観察値の比較により,生まれた最初の年における生残個体の成長は高く,自由摂食条件下の試験での成長速度に近似することが示された。さらに,もし成長速度と死亡率の温度係数の間に高い比率が存在する場合は,初期発達時により暖かい温度を経験することがタイセイヨウマダラ幼魚にとって(または理論上はいかなる生物にとっても)恩恵をもたらすことが本モデルから示された。タイセイヨウマダラの卵ステージでは,より暖かい温度で迅速に発達するこの恩恵は温度依存的な捕食圧の増加によりほとんど効力が失われる。これとは反対に,タイセイヨウマダラの稚魚(当歳魚)は北海の暖かい温度では高い累積死亡率を経験することになる。従って,本研究は,もし迅速な成長がより暖かい温度で起こるのなら,初期発達時においていつも有益とは限らないという,「成長・生残」仮説に新しい考察を行うものである。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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魚類  ,  個体群生態学 
引用文献 (98件):
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