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J-GLOBAL ID:201702250949130724   整理番号:17A0268512

中国東北部大興安嶺山脈に分布するGanhe層溶岩の岩石成因論及びジオダイナミクス上の重要性について:地球化学的・地質年代学的証拠に基づいて

Petrogenesis and geodynamic significance of the Ganhe Formation lavas, eastern Great Xing’an Range, China: Evidence from geochemistry and geochronology
著者 (11件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 87-110  発行年: 2016年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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中国東北部大興安嶺山脈全域に中生代火山岩類が分布する。しかしながら,東大興安嶺山脈の中生代火山岩類の活動年代や成因に関する調査は比較的限られる。我々の研究によって東大興安嶺山脈Dayangshu盆地の火山岩類は玄武岩質安山岩,玄武岩質粗面安山岩と少量の中性-塩基性火砕岩類からなることがわかっている。本研究では,中生代火山岩類の地球化学及び活動年代について報告し,Dayangshu盆地のGanhe層の岩石成因論及びテクトニクスについて議論する。レーザICP質量分析計によるジルコンのU-Pb年代は,中生代溶岩類が前期白亜紀の後期(114.3-108.8Ma)に生じたことを示す。これらの一連の岩石は沈み込み帯で生成したことを指示する地球化学的特徴を示す:(1)カルクアルカリ岩質ないし高Kカルクアルカリ岩質の主要元素組成;(2)LILE(Rb,Ba,Kなど)と軽希土類元素に富む(LREEs/LILEs=7.33-9.85);(3)HFSE(Nb,Ta,Tiなど)にやや乏しい。さらにSr-Nd-Pb同位体データは87Sr/86Sr初生値が0.70450-0.70463,εNd(t)が+1.8~+3.3で,マントル起源のPb同位体組成を示す.本研究の結果及び広域的なテクトニクスの発達過程から,Ganheグループの溶岩はマントルリソスフェアがデラミネーションを起こした結果,メタソマティズムを受けてエンリッチしたリソスフェアが減圧融解したもので,古太平洋プレートの沈み込みに続く大陸縁辺部の伸張をもたらしたと考えられる。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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岩石成因論  ,  岩石圏の地球化学一般 
引用文献 (107件):

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