文献

J-GLOBAL ID：201702255028291496   整理番号：17A1376006

宮崎県における和牛繁殖農場の飼養管理の疫学調査および飼養規模と地域間における比較

Standard operation procedures for Japanease Black cattle related to management procedures

著者 (8件)： 入倉法子 (宮崎大学農学部畜産草地科学科) ,  上松瑞穂 (NOSAIみやざき) ,  北原豪 (宮崎大学農学部獣医学科) ,  北原豪 (宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター) ,  大澤健司 (宮崎大学農学部獣医学科) ,  大澤健司 (宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター) ,  佐々木羊介 (宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター) ,  佐々木羊介 (宮崎大学テニュアトラック推進機構)
資料名： 日本畜産学会報
巻： 88  号： 3  ページ： 303-313(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0902B  ISSN： 1346-907X  CODEN： NICKA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,宮崎県に所在する黒毛和種牛の繁殖農場を対象として,繁殖雌牛に対する飼養管理の実態を調査した.本研究に用いた農場数は331農場であり,母牛頭数の平均は21.3±1.8頭であった.農場の飼養規模に関して,母牛頭数が1~10頭である農場の割合は,44.3%と最も多かった.母牛の飼養頭数が1~10頭である農場を小規模農場,21頭以上である農場を大規模農場とした.分娩前後において,分娩予定牛を分娩房で飼養する農場割合は大規模農場が小規模農場に比べて高かったが(P<0.05),繁殖雌牛をつなぎで飼養する農場割合は小規模農場が大規模農場よりも高かった(P<0.05).分娩時に敷料としてのこくずを使用する農場割合は,大規模農場で83.9%と最も高かった(P<0.05).発情確認の方法では,腟内温度センサーを使用する農場割合は,大規模農場が小規模農場に比べて高かった(P<0.05).結論として,本研究では黒毛和種繁殖雌牛に対する飼養管理が飼養規模で異なることを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： 宮崎県 ,  *黒毛和種 ,  農場 ,  *畜産業 ,  *農業経営 ,  *飼育管理 ,  実態調査 ,  疫学 ,  母親 ,  規模 ,  *繁殖管理 ,  牛舎 ,  分娩 ,  敷料 ,  鋸屑 ,  温度センサ ,  飼育管理機器 ,  体温 ,  腟 ,  子供 ,  周産期 ,  家畜栄養 ,  暑熱ストレス ,  寒冷ストレス ,  飼料
準シソーラス用語： つなぎ飼い ,  疫学調査 ,  寒冷対策 ,  *黒毛和種繁殖雌牛 ,  飼養頭数 ,  暑熱対策 ,  発情発見 ,  分娩房 ,  腟内温度

著者キーワード (10件)： 疫学調査 ,  黒毛和種牛 ,  飼養管理 ,  飼養規模 ,  生産農場 ,  epidemiological survey ,  herd size ,  Japanese Black cattle ,  management procedures ,  Standard operation procedures

分類 (3件)： 牛  (FD02020Y) ,  繁殖管理  (FD01030C) ,  農業経済,農業経営  (FB01020L)

引用文献 (23件)：

• 畜産技術協会.2004.牛の人工授精マニュアル.社団法人畜産技術協会,日本;[2016年8月30日参照].URL : http://jlta.lin.gr.jp/report/detail_oversea_pdf/kaigai_m034.pdf
• 畜産技術協会.2013.アニマルウェルフェアの考え方に対応した肉用牛の飼養管理指針.社団法人畜産技術協会,日本;[2016年8月30日参照].URL : http://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/pdf/beef_cattle.pdf
• 福留健二.2002.宮崎県での飼料イネ生産の現況と課題.日本草地学会九州支部会報32,32-36.
• 浜名克己,田浦保穂,秋田真司,萩尾光美.1987.繁殖黒毛和種の分娩前血液性状と繁殖障害の関連.鹿児島大学農学部学術報告37,137-143.
• 平山耕三,糸原義人,山本晴彦.2014.黒毛和種経営における肥育技術とその課題.農生技管誌21,49-62.

タイトルに関連する用語 (9件)： 宮崎 ,  和牛 ,  繁殖 ,  農場 ,  飼養管理 ,  疫学調査 ,  飼養 ,  規模 ,  地域