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J-GLOBAL ID:201702271517950446   整理番号:17A0475702

異なるスペーサー長とプッシュプル電子置換基を有するキラルな誘導は出現するが非キラルアゾ重合体におけるキラル溶媒和による超分子キラリティーの誘導【Powered by NICT】

Induction of supramolecular chirality by chiral solvation in achiral Azo polymers with different spacer lengths and push-pull electronic substituents: where will chiral induction appear?
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資料名:
巻:号: 12  ページ: 1906-1913  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2349A  ISSN: 1759-9954  CODEN: PCOHC2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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アキラルな化合物から超分子キラリティーの誘導は,小分子,オリゴマ及び高分子系で利用されている。しかし,ビルディングブロックの構造と超分子キラリティーの誘導の間の関係はしばしばほとんど理解されていない。ここでは,可逆的付加-フラグメンテーション連鎖移動重合による種々のスペーサ長さ(nスペーサ中のメチレン単位の数,n=0 2 4 6 11)とプッシュプル電子置換基(Rはアゾ単位,R=OCH_3,CH_3,CN,N(CH_3)2,Hの末端基)をもつアゾベンゼン(Azo)側鎖重合体のシリーズを設計し,合成した。異なるプッシュ-プル基とスペーサ長さを持つアキラル側鎖アゾ重合体の構造はキラルなリモネンにより誘導された超分子キラリティーに強い影響を持っていた。見かけのキラル増幅現象は全てのアゾ高分子系では観察されなかった。ジクロロエタン/リモネン混合溶媒中のいくつかのアゾ重合体のこれらの凝集体は円偏光二色性(CD)および紫外可視分光法によってキャラクタリゼーションし,PM4Az,PM6Az,PM11Az,PM6CNとPM6Nにリモネン分子からの成功したキラリティー移動を実証した。しかし,スペーサ長さは短い場合(PM0AzとPM2Az)集合アキラル側鎖アゾ単位から生じる超分子キラリティは観察されず,高分子凝集体がCD信号を示さなかった。一方,CD信号はCH_3またはH末端基を含むアゾ重合体の存在しなかった。長いスペーサ長さ(PM11Az)をもつ重合体をPM4Az,PM6AzとPM6CNと比較してtrans-cis光異性化とシス-トランス熱異性化過程によるキラルスイッチの良好な可逆性を示した。興味深いことに,PM6Nのキラル凝集体は40分以上405nm光照射下で超分子キラリティーの良好な安定性を示した。これらの知見は,だけでなくアキラル重合体からの超分子キラリティーを誘導するための構造-特性関係に重要な洞察を提供するばかりでなく,安定化キラル光学材料の設計のための手がかりを与えるであろう。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
共重合  ,  高分子固体の構造と形態学 

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