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J-GLOBAL ID：201702285863995891   整理番号：17A0182466

空気を使う機能材料~エアロゲル 1 シリコーン系エアロゲルとキセロゲル 有機-無機ハイブリッド化による脆さの改善と常圧乾燥の実現

著者 (2件)： 金森主祥 (京大 大学院理学研究科) ,  中西和樹 (京大 大学院理学研究科)
資料名： 化学と工業  (Chemistry & Chemical Industry)
巻： 70  号： 2  ページ： 107-109  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： F0107A  ISSN： 0022-7684  CODEN： KAKTAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 体積のおよそ9割以上が空気で占められている多孔体,エアロゲル。透明で輪郭もおぼろげという奇妙な見た目だけでなく,最も高い断熱性能を示す機能性材料としても知られている。その歴史は意外にも古いが,極めて脆く壊れやすい材料であるため,広く応用されるには至っていない。近年,住宅の省エネルギー化に注目が集まるようになり,エアロゲルの断熱性をはじめとした機能性が再認識され始めている。この魅力的な材料を本当に使えるようにするにはどうすればいいのか?エアロゲルのもつ特徴を損なうことなく強度の改善を目指す筆者らの最近の研究成果を中心に,機能性材料としてのエアロゲルの現状と今後の展望を概説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *機能材料 ,  *エアロゲル ,  *ゲル ,  *ポリシロキサン ,  *キセロゲル ,  有機-無機ハイブリッド ,  *脆性 ,  乾燥 ,  断熱 ,  シリカヒューム ,  ポリシルセスキオキサン ,  無機重合体 ,  *シリコーンゲル ,  シリカエアロゲル ,  ポリメチルシルセスキオキサン ,  ポリメチルシロキサン ,  *機械的性質

分類 (1件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

引用文献 (11件)：

• S. S. Kistler, Nature 1931, 127, 741.
• C. J. Brinker, G. W. Scherer, in Sol-Gel Science : The Physics and Chemistry of Sol-Gel Processing, Academic Press, San Diego, 1990.
• A. C. Pierre, G. M. Pajonk, Chem. Rev. 2002, 102, 4243.
• J. M. Schultz, K. I. Jensen, F. H. Kristiansen, Sol. Energy Mater. Sol. Cells 2005, 89, 275.
• A. Rigacci, M.-A. Einarsrud, E. Nilsen, R. Pirard, F. Ehrburger-Dolle, B. Chevalier, J. Non-Cryst. Solids 2004, 350, 196.

タイトルに関連する用語 (7件)： 機能材料 ,  エアロゲル ,  シリコーン ,  キセロゲル ,  有機-無機ハイブリッド ,  脆さ ,  常圧