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J-GLOBAL ID：201602285952327534   整理番号：16A1028722

地方創生,中国地方を元気に!4.[岡山発]テラヘルツ計測システム開発プロジェクト

著者 (1件)： 紀和利彦 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会誌  (Journal of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers)
巻： 99  号： 10  ページ： 975-979  発行年： 2016年10月01日 
JST資料番号： F0019A  ISSN： 0913-5693  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： テラヘルツ電磁時間波形を計測し,光学定数を決定する方法にテラヘルツ時間領域分光法(THz-TDS)がある。これに関する,岡山県内の2社と大学の取り組みを紹介する。1社は,チタンサファイアレーザによりパルス幅<30fs,繰り返し100MHz,平均出力500mWを出力し,それを低温成長GaAs薄膜を用いた光伝導アンテナに照射することでテラヘル波を発生している。もう1社はレトロレフレクタを用いた高速時間遅延装置を用いて,時間分解能<20fsを実現している。これを食品の品質管理に関連した水溶液の計測に応用しようとしている。大学では,テラヘルツ顕微鏡が開発されている。そこでは,センシングプレート表面の化学ポテンシャル変化をテラヘルツ波の放射強度分布として計測し,可視化している。

シソーラス用語： *中国地方 ,  *岡山県 ,  *テラヘルツ波 ,  *計測システム ,  タイムドメイン分光法 ,  光学定数 ,  Ti-サファイアレーザ ,  結晶成長 ,  ヒ化ガリウム ,  アンテナ ,  むだ時間系 ,  化学ポテンシャル ,  放射強度 ,  分布 ,  時間分解能 ,  顕微鏡
準シソーラス用語： テラヘルツ時間領域分光法 ,  低温成長 ,  光伝導アンテナ ,  強度分布

分類 (1件)： 赤外・遠赤外領域の分光法と分光計  (BD07042H)

引用文献 (11件)：

• M. Tonouchi, "Cutting-edge terahertz technology," Nature Photonics, vol.1, pp.97-105, Feb. 2007.
• D. H Auston, "Picosecond optoelectronic detection, sampling and correlation measurements in amorphous semiconductors," Appl. Phys. Lett., vol. 37, pp. 371-373, 1980.
• K. Kawase, Y. Ogawa, Y. Watanabe, and H. Inoue, "Non-destructive terahertz imaging of illicit drugs using spectral fingerprints," Opt. Express, vol. 11, no. 20, pp. 2549-2554, 2003.
• T. Kiwa, M. Tonouchi, M. Yamashita, and K. Kawase, "Laser terahertz-emission microscope for inspecting electrical faults in integrated circuits," Opt. Lett., vol. 28, no. 21, pp. 2058-2060, 2003.
• T. Sakamoto, A. Portieri, P.F. Taday, Y. Takada, D. Sasakura, K. Aida, T. Matsubara, T. Miura, T. Terahara, D.D. Arnone, T. Kawanishi, and Y. Hiyama, "Detection of tulobuterol crystal in transdermal patches using terahertz pulsed spectroscopy and imaging," Int. J. Pharm. Sci., vol. 64, no. 6, pp. 361-365, June 2009.

タイトルに関連する用語 (7件)： 地方 ,  中国 ,  岡山 ,  テラヘルツ ,  計測システム ,  開発 ,  プロジェクト