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J-GLOBAL ID:202002253939926894   整理番号:20A1855545

PM2.5中の水溶性有機炭素濃度の測定:フィルタ分析と連続自動分析装置との比較

Comparison of Water-soluble Organic Carbon in PM2.5 Obtained by Filter Analysis and Continuous Dichotomous Aerosol Chemical Speciation Analyzer
著者 (4件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 150-158(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: U1767A  ISSN: 2185-4335  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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水溶性有機炭素 (WSOC) 濃度測定用のPM2.5試料の採取と抽出条件について検討するために,2013年4月から2018年3月にかけて東京都環境科学研究所(江東区)で24時間ごとに種々のフィルタ採取を実施した。採取流量については,16.7 L/minよりも30.0 L/minのほうがWSOC測定値は低い傾向にあったが,その差は1割未満と限定的であった。一方,フィルタ素材の違いについては,PTFEフィルタよりも石英繊維フィルタのほうが20%程度高い傾向にあった。フィルタ試料に対する抽出液量の違いによる差は見られなかった。次に,フィルタ採取試料の分析により得られたWSOC濃度と自動分析装置 (ACSA) による1時間ごとの紫外吸光度データとを比較した。全データ (n=1569) で良好な相関関係にあるが,月ごとの回帰直線の傾きは暖候期と寒候期で約2倍の差があった。これは,WSOC (シュウ酸やレボグルコサン等)の紫外吸光特性が成分によって大きく異なることやWSOCを構成する化学成分の割合が季節変化することが主な原因と考えられる。これらの結果から,紫外吸光光度法に基づくWSOC濃度の自動測定においては測定季節や地点における構成成分の違いを考慮し,フィルタ分析法などの別手法による検証が必要であることがわかった。(著者抄録)
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