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J-GLOBAL ID:200902209987611640   整理番号:08A1083872

ルテニウム/炭素触媒上のパラ置換クロロベンゼン類の水素化脱塩素

Hydrodechlorination of para-substituted chlorobenzenes over a ruthenium/carbon catalyst
著者 (3件):
資料名:
巻: 84  号: 3-4  ページ: 667-677  発行年: 2008年12月01日 
JST資料番号: W0375A  ISSN: 0926-3373  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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クロロベンゼン(CLB)と7種のパラ置換クロロベンゼン(パラ-アミノ,-メトキシ,-メチル,-クロロ,トリフルオロメチル,-アセチルおよび-シアノ:CLAN,CLAS,CLTN,DCLB,CLTF,CLAPおよびCLBNと略)の水素化脱塩素(HDC)を5%-ルテニウム/炭素(Ru/C)触媒上,水素圧0.5-1.5MPa,523Kで行った。CLAPとCLBN以外のモデル化合物のHDC中では炭素と塩素原子間の還元的開裂が進行し,脱塩素化合物が優先的に生成した。一方CLAPおよびCLBNの反応では置換体の水素付加および/または水素化分解がHDCと同時に進行し,HDC生成物と共に多種類の生成物が観察された。クロロベンゼン類の単純なHDCに対して,HDC反応速度定数は以下の順で減少した,CLAN≫CLB≒CLTN≒CLASおよびCLB>DCLB≫CLTF。電子供与体置換クロロベンゼンの反応で,反応定数(lnk/k0)とHammett置換値(δ0p)との相関性は無い。一方電子吸引性置換体を持ったクロロベンゼン類の場合,反応速度定数とHammett置換値に比例的相関性は見られないが,電子吸引性置換体はクロロベンゼンのHDC反応性を抑制することを示した。HDC反応性に影響する因子を調べるために,DFT法(B3LYP/LANL2DZ)による量子計算をクロロベンゼン-Ru10錯体に応用した。計算の結果,クロロベンゼンは塩素原子を介してRu10クラスターのエッジ原子に吸着した。さらに吸着エネルギーの大きさは以下の順で減少した,CLAN>CLAS≒CLB≒CLTNおよびCLB>DCLB>CLTF。これらの吸着エネルギーの序列は,HDC反応速度定数のそれと類似している。吸着エネルギーはHDCの反応性の指標に有効なパラメーターであると結論した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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貴金属触媒  ,  反応に及ぼす構造の効果  ,  芳香族単環ハロゲン化合物 
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