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J-GLOBAL ID：200902211646377946   整理番号：08A0624435

スプライセオスタチンAはSF3bを標的として,mRNA前駆体のスプライシングと核保持の両方を阻害する

Spliceostatin A targets SF3b and inhibits both splicing and nuclear retention of pre-mRNA

著者 (15件)： KAIDA Daisuke (RIKEN, Saitama, JPN) ,  MOTOYOSHI Hajime (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TASHIRO Etsu (RIKEN, Saitama, JPN) ,  NOJIMA Takayuki (Tokyo Medical and Dental Univ., Tokyo, JPN) ,  HAGIWARA Masatoshi (Tokyo Medical and Dental Univ., Tokyo, JPN) ,  ISHIGAMI Ken (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  WATANABE Hidenori (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KITAHARA Takeshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YOSHIDA Tatsuhiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NAKAJIMA Hidenori (Astellas Pharma Inc., Ibaraki, JPN) ,  TANI Tokio (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  HORINOUCHI Sueharu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YOSHIDA Minoru (RIKEN, Saitama, JPN) ,  YOSHIDA Minoru (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YOSHIDA Minoru (JST-CREST, Saitama, JPN)
資料名： Nature Chemical Biology  (Nature Chemical Biology)
巻： 3  号： 9  ページ： 576-583  発行年： 2007年09月 
JST資料番号： W2213A  ISSN： 1552-4450  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 転写物からの介在配列除去は,新規に合成されるmRNA上に組立られる複合成分,即ちスプライソソームによって触媒される反応である。細胞質のRNA前駆体がそのまま翻訳されると,潜在的に有害な異常蛋白質が生じる。それ故に核から細胞質へのmRNA前駆体移動抑制と,それに続く翻訳は正常な遺伝子発現は極めて重要である。本論文では,天然産物FR901464とそのメチル化誘導体であるスプライソスタチンAが,スプライソソームにおけるスプライシング因子であるSF3bと結合することによって,mRNA前駆体の蓄積を促進することを見出した。即ち細胞をこれらの化合物で処理すると,核内のmRNA前駆体が細胞質に漏出し翻訳が始まる。この現象はSF3bノックダウン細胞表現型と類似している。

シソーラス用語： *ターゲット ,  RNAスプライシング ,  mRNA ,  天然材料 ,  スプライシング因子 ,  翻訳【遺伝】 ,  *抗腫瘍薬 ,  スプライセオソーム ,  表現型 ,  サイクリン依存性キナーゼ ,  作用機序
準シソーラス用語： *スプライセオスタチン ,  SF3b ,  天然物 ,  CDK2

分類 (1件)： 抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

タイトルに関連する用語 (6件)： SF3b ,  標的 ,  mRNA前駆体 ,  スプライシング ,  核 ,  阻害