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J-GLOBAL ID：200902219034421254   整理番号：08A1230208

意識的な手指動作入力による身体的アバタの操作特性分析

著者 (5件)： 石井裕 (神戸大 学術情報基盤セ) ,  渡辺富夫 (岡山県大 情報工) ,  渡辺富夫 (JST-CREST) ,  大崎浩司 (岡山県大 大学院情報系工学研究科) ,  伴好弘 (神戸大 学術情報基盤セ)
資料名： ヒューマンインタフェース学会論文誌  (Transactions of Human Interface Society)
巻： 10  号： 4  ページ： 469-478  発行年： 2008年11月25日 
JST資料番号： L3614A  ISSN： 1344-7262  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人間のコミュニケーションにおいては,時空間の共有とともに互いの身体を介在したインターラクションにより情報共有を行っている。遠隔においても対話者との身体を介したコミュニケーションを実現するために,対話者の代役を努めるアバタを用いたコミュニケーション支援が研究されている。本論文では,より意識的な反応を要する手指動作入力による身体的アバタを介したインタラクションに着目し,本質的な特性評価を目的としたプリミティブな動作表現を実現するために,ポインティングデバイスを用いたシステムを構築した。一つの操作対象でアバタを操作できる3自由度を有する3次元トラックボールを開発して用いる。この3次元トラックボールおよびワイヤレスマウス,トラックボール,3次元マウスの4デバイスを比較するコミュニケーション実験により,アンケートによる官能検査およびアバタ操作特性などの行動分析を行った。結果として,動作入力時間率とデバイス評価への高い関係性が見られ,また3次元トラックボールは簡易入力デバイスとして有力であることがわかった。

シソーラス用語： *エージェント ,  手指 ,  操作 ,  指示装置 ,  *コミュニケーション ,  *人間工学 ,  マウス【計算機】 ,  バーチャルリアリティ ,  *アバタ ,  ビデオアバタ ,  *ヒューマンコンピュータインタラクション
準シソーラス用語： バーチャルコミュニケーション ,  *ヒューマンインタラクション ,  ポインティングデバイス

分類 (2件)： 人間機械系  (IB03000G) ,  入出力装置  (JC04050U)

引用文献 (18件)：

• 宮島. 視線と存在の擬似アウェアネス機能を有する共有仮想空間コミュニケーションシステム. 日本バーチャルリアリティ学会論文誌. 2005, 10, 1, 71-80
• 廣瀬. 没入型コミュニケーションのための高臨場感ビデオアバタ. ヒューマンインタフェース学会論文誌. 2000, 2, 2, 55-62
• MORISHIMA, S. Multiple points face-to-face communication in cyberspace using multi-modalagent. Human-Computer Interaction. 1999, 2, 177-181
• 石井. 身体的バーチャルコミュニケーションシステムを用いた VirtualActor の対話配置の評価. ヒューマンインタフェース学会論文誌. 2002, 4, 2, 43-50
• 石井. 聞き手の VirtualActor の頭部動作を矛盾的に止めた身体的コミュニケーションの合成的解析. ヒューマンインタフェース学会論文誌. 2002, 4, 3, 9-16

タイトルに関連する用語 (5件)： 意識 ,  手指 ,  身体 ,  アバタ ,  分析