抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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X線の回折現象によって原子の配列である結晶構造がわかることを塩化ナトリウムを例として解説した。塩化ナトリウムの粉末X線回折パターンを示し,回折ピークの位置とその強度の情報について説明した。回折ピークの位置の情報は,ブラッグの回折条件と関係しており,その情報から,化合物の結晶系や格子定数を決定できることを述べた。回折ピークの強度情報からは,原子の種類や位置に関する情報が得られることを述べた。また,粉末X線回折パターンを用いて結晶構造の精密化を行う方法としてRietveld法を紹介した。Rietveld法では全く未知化合物の結晶構造を解析することはできないが,結晶構造モデルを用いて原子の種類や位置を正確に決定することができる。