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J-GLOBAL ID:200902236098318548   整理番号:09A0111951

L-乳酸を産生する耐熱性Rhizopus菌の比較キャラクタリゼーション

Comparative Characterization of L-Lactic Acid-Producing Thermotolerant Rhizopus Fungi
著者 (4件):
資料名:
巻: 106  号:ページ: 541-546 (J-STAGE)  発行年: 2008年 
JST資料番号: G0535B  ISSN: 1389-1723  CODEN: JBBIF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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澱粉から工業的に乳酸を産生するにあたり菌の使用による可能性を研究するため,タイの伝統的発酵食品であるloog-pangから酸産生Rhizopus菌類をスクリーニングした。耐熱性株TISTR 3518を分離し,形態学的,生理学的,遺伝学的特性及び発酵特性を明らかにし,さらに中等温度好分離株であるTISTR 3514及びTISTR 3523と比較した。TISTR 3518は他の分離株より胞子嚢柄が短く,胞子嚢が小さい特徴を有していたが,TISTR 3518株と中等温度好分離株で見かけ上の違いを明らかにすることはできなかった。さらにTISTR 3518は培養温度45°Cで増殖したが,他の分離株は増殖しなかった。3つの分離株は,オリゴ糖同化と有機酸産生の面で異なっていた。rDNA ITSシーケンスから,TISTR 3518はRhizopus microsporus株,TISTR 3514とTISTR 3523はRhizopus oryzae株であることが示された。TISTR 3523 とTISTR 3518は主にグルコースからL-乳酸を産生するが,TISTR 3514は主にフマル酸を産生した。耐熱性条件下で,R.microsporus TISTR 3518は,他の菌株より高いグルコアミラーゼ活性を示した。R.microsporus TISTR 3518は,R.oryzae TISTR 3523と比較して,40度でデンプンからL-乳酸を多量に産生した。これは耐熱性菌により澱粉から光学活性L-乳酸を産生する初めての報告であり,化学物質からバイオマス資源への転換に関して,将来的に好ましい手段になりうると考えられた。(翻訳著者抄録)
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