文献

J-GLOBAL ID：200902240983883470   整理番号：09A0797038

トマトに含まれるリコペンの可視・近赤外分光法を用いる非破壊計測の可能性について

Non-destructive Determination of Lycopene in Tomatoes Using Visible/near-Infrared Spectroscopy

著者 (2件)： 伊藤秀和 (農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶研) ,  森本進 (クボタ)
資料名： 照明学会誌  (Journal of the Illuminating Engineering Institute of Japan)
巻： 93  号： 8A  ページ： 510-513  発行年： 2009年08月01日 
JST資料番号： G0205A  ISSN： 0019-2341  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リコペン含有量範囲を広くサンプリングし,品温を変えて可視・近赤外スペクトルを測定することで,トマトに含まれるリコピンの可視・近赤外分光法を用いる非破壊計測の可能性を検討した。可視・近赤外スペクトルは1果実につき品温を3段階に変えて各赤道部2か所をインタラクタンスモードで非接触測定した。非破壊計測用検量線はリコペン含有量0から19.98mg/100gのトマトを供試し,log1/Rの二次微分値を説明変数とする重回帰式を作成した結果,568,602,626,692,826および946nmが説明変数として採用され,重相関係数は0.97,RMSは1.28mg/100gであり,高い可能性を示した。

シソーラス用語： *トマト ,  *近赤外分光分析 ,  可視光 ,  可視スペクトル ,  近赤外スペクトル ,  非破壊測定 ,  非接触測定 ,  相関係数 ,  食品分析 ,  脂肪族炭化水素 ,  不飽和炭化水素 ,  共役ジエン ,  カロテノイド
準シソーラス用語： カロチノイド ,  近赤外分光法

分類 (3件)： 野菜とその加工品  (FJ11020O) ,  分光分析  (CC03012W) ,  分光法と分光計一般  (BD07041Q)

物質索引 (1件)： リコペン

引用文献 (16件)：

• SHI, J. Lycopene degradation and isomerization in tomato dehydration. Food Res. Intel. 1999, 32, 15-21
• ZAKARIA, M. Use of reversed-phase high-performance liquid chromatographic analysis for the determination of provitamin A carotenes in tomatoes. J. Chromatography. 1979, 176, 109-117
• STAHL, W. Uptake of lycopene and its geometrical isomers is greater from heat-processed than from unprocessed tomato juice in humans. J. Nutrition. 1992, 122, 2161-2166
• WATADA, A. E. Estimation of chlorophyll and carotenoid contents of whole tomato by light absorbance technique. J. Food Sci. 1976, 41, 329-332
• 斉藤隆. 収穫果の成分変化. 農業技術体系野菜編. 1984, 2, 148-149

タイトルに関連する用語 (5件)： トマト ,  リコペン ,  近赤外分光法 ,  非破壊計測 ,  可能性