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J-GLOBAL ID：200902250160632281   整理番号：09A0389747

PM_0.1分級のための慣性フィルタの設計

Design of Inertial Filter for Classification of PM_0.1

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著者 (9件)： 江竜和信 (金沢大学大学院自然科学研究科物質科学専攻) ,  瀬戸章文 (金沢大学大学院自然科学研究科物質科学専攻) ,  水上陽介 (金沢大学大学院自然科学研究科物質科学専攻) ,  名倉瑞紀 (金沢大学大学院自然科学研究科物質科学専攻) ,  古内正美 (金沢大学大学院自然科学研究科物質科学専攻) ,  田島奈穂子 (日本カノマックス株式会社) ,  加藤孝晴 (日本カノマックス株式会社) ,  榎原研正 (独立行政法人産業技術総合研究所計測標準研究部門) ,  大谷吉生 (金沢大学大学院自然科学研究科物質科学専攻)
資料名： エアロゾル研究  (Journal of Aerosol Research)
巻： 24  号： 1  ページ： 24-29 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： L0641A  ISSN： 0912-2834  CODEN： EAKEEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大気内の浮遊粒子状物質中で流体力学径が0.1μm以下のPM_0.1系微粒子は人為的汚染源の寄与率が大きい。低沸点の重金属や揮発性有機化合物(VOC),芳香族縮合炭化水素(PAH)など有害な化学物質濃度も高い為,人の健康に及ぼす悪影響が公衆衛生面で注目を集める。PM_0.1系微粒子が浮遊粒子状物質全体に占める割合は数濃度で約90%に対し,質量濃度は1~20%と低いため従来の化学分析法は試料採取時間が長い。其のため高濾過流速で繊維製フィルタ層を通過させ,ナノ粒子を分級や捕集する慣性フィルタ装置を開発した。繊維層フィルタを利用する慣性分級の理論,透過型電子顕微鏡(TEM)グリッドを利用した慣性フィルタ設計法,慣性フィルタの実験的検討状況を解説した。

シソーラス用語： 粒状物汚染 ,  浮遊粒子状物質 ,  空気浄化 ,  *空気濾過器 ,  *膜分離 ,  選択透過膜 ,  集塵装置 ,  慣性力 ,  圧力損失 ,  濾過速度 ,  ナノ粒子 ,  Brown運動 ,  細孔内拡散 ,  分級機 ,  *フィルタ設計 ,  大気汚染物質
準シソーラス用語： エアフィルタ

分類 (3件)： 空気浄化  (PC02060X) ,  集塵  (XD02100D) ,  固体中の拡散一般  (BL06021L)

引用文献 (8件)：

• 1) Otani, Y., Eryu, K., Furuuchi, M., Tajima, N. and Tekasakul, P.: Inertial Classification of Nanoparticles with Fibrous Filters, Aerosol and Air Quality Research, 7, 343-352 (2007)
• 2) Hering, S. V., Flagan, R. C. and Friedlander, S. K.: Design and Evaluation of New Low-Pressure Impactor, Environ. Sci. Tech., 12, 667 (1978)
• 3) Hering, S. V., Friedlander, S. K., Collins, J. J. and Richards, L. W.: Design and Evaluation of a New Low-Pressure Impactor 2, Environ. Sci. Tech., 13, 184 (1979)
• 4) Hinds, W. C.: “Aerosol Technology”, John Wiley & Sons, Inc., New York, 269 (1982)
• 5) Keskinen, J. and Pietarnen, K.: Electrical Low Pressure Impactor, J. Aerosol. Sci., 23, 353-360 (1992)

タイトルに関連する用語 (3件)： 分級 ,  慣性フィルタ ,  設計