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J-GLOBAL ID：200902252420382384   整理番号：08A0685252

インピーダンス計測による電解質水溶液の共晶凝固判別

Detection of Eutectic Solidification during Freezing of Electrolyte Solutions by Electric Impedance Measurement

著者 (5件)： 吉田敬介 (九大 大学院工学研究院) ,  安達健二 (九大 大学院工学府) ,  吉森崇志 (九大 大学院工学府) ,  内田悟 (九大 大学院工学研究院) ,  高松洋 (九大 大学院工学研究院)
資料名： 日本冷凍空調学会論文集  (Transactions of the Japan Society of Refrigerating and Air Conditioning Engineers)
巻： 25  号： 2  ページ： 219-224  発行年： 2008年06月30日 
JST資料番号： X0662A  ISSN： 1344-4905  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 共晶凝固をインピーダンス測定により簡便正確に判別する手法開発の第一段階として,電解質水溶液のインピーダンス特性と温度の関係を明らかにして可能性を検討した。平行平板電極・電気化学アナライザ・恒温槽・塩化ナトリウム水溶液などから成る実験装置,及び実験方法を説明した。実験結果として,エタノールと水を用いた検証,塩化ナトリウム水溶液と塩化カリウム水溶液の解凍実験,解凍実験と凍結実験の比較,及びインピーダンス計測に対する考察を説明した。1)共晶点を挟んで2°Cの温度低下に対して10倍以上のインピーダンスの急激な増加が認められ,したがって,共晶凝固判別は十分可能であり,10³~10⁵Hz帯を用いた計測が望ましい,2)共晶凝固時にも通常の凝固過程と同様の過冷却が生じ,そのために共晶凝固が実際に生じる温度は再現性に欠ける,などの結論を得た。

シソーラス用語： *インピーダンス ,  *計測 ,  *電解質 ,  *水溶液 ,  *共晶 ,  *凝固 ,  *認識 ,  特性 ,  *温度 ,  性質 ,  可能性 ,  *氷 ,  *氷晶 ,  *凍結 ,  平板 ,  電極 ,  電気化学 ,  分析機器 ,  恒温装置 ,  塩化ナトリウム ,  塩化カリウム ,  実験装置 ,  水 ,  検証 ,  *解凍 ,  実験 ,  比較 ,  周波数帯 ,  *過冷却 ,  再現性 ,  欠乏 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： アナライザ ,  関係 ,  *共晶点 ,  欠如 ,  検討 ,  *判別 ,  平行平板

分類 (4件)： 雪氷学  (DC08000N) ,  冷凍一般  (PD01000F) ,  無機物質からなる多成分系の相平衡・状態図  (CB03015S) ,  R,L,C,Q,インピーダンス,誘電率の計測法・機器  (AD07030N)

物質索引 (1件)： エタノール

引用文献 (7件)：

• 1) H. Takamatsu and S. Zawlodzka: Cryobiology, 53(1), 1(2006).
• 2) B. Han and J. C. Bischof: Cryobiology,48(1),8(2004).
• 3) S. Ueno, R. Shirakashi, G.-S. Do, Y. Sagara, K. Kudoh, T. Higuchi: Trans. JSRAE, 21(4), 337(2004). (in Japanese)
• 4) O. Miyawaki and Y. Shimada: Cryobiology and Cryotechnology, 48(2), 125(2002). (in Japanese)
• 5) S. Ohnishi, T. Fujii and O. Miyawaki: Int. J. Food Properties, 5(2), 317(2002).

タイトルに関連する用語 (5件)： インピーダンス計測 ,  電解質水溶液 ,  共晶 ,  凝固 ,  判別