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J-GLOBAL ID：200902255193309577   整理番号：09A0988836

シリカ微粒子添加によるポリプロピレンの球晶成長速度への影響

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著者 (1件)： 新田晃平 (金沢大)
資料名： プラスチックスエージ  (Plastics Age)
巻： 55  号： 10  ページ： 75-79  発行年： 2009年10月01日 
JST資料番号： G0951A  ISSN： 0551-0503  CODEN： PUEJDH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリプロピレン(PP)の結晶化の制御法として,結晶核フィラーを添加する方法が一般に使用されている。ナノサイズのフィラーを分散させる手法を利用することが,PPの球晶の形成速度に強く影響することを示し,その機構に分子論的な考察を行った。親水性表面を疎水性にしたシリカ(Si)微粒子を使用した実験結果を示した。粒子径が16nm,26nm,100nm,50μmのSi微粒子を配合したPPの球晶成長速度は,添加量が増大すると成長速度は著しく低下し,Si微粒子の粒径が小さいほど急速に低下した。微粒子の添加は微粒子間距離を短くし,微粒子間距離が鎖の末端間距離に等しくなるところで球晶成長が止まり,微粒子が球晶成長において障害物として働くことを解明した。ナノサイズ微粒子により,PPの結晶化度を制御できることを示した。

シソーラス用語： *晶析速度 ,  球晶 ,  *ポリプロピレン ,  結晶核形成 ,  添加剤 ,  長さ ,  充填材料 ,  機構 ,  *添加物効果 ,  距離 ,  粒子 ,  微粒子 ,  障害物 ,  制御 ,  二酸化ケイ素 ,  ナノサイズ ,  粒子間距離
準シソーラス用語： シリカ ,  核剤 ,  *結晶化速度

分類 (3件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  ポリオレフィン  (YH07090L) ,  その他の添加剤,配合薬品,副資材  (YH05070B)

タイトルに関連する用語 (4件)： シリカ微粒子 ,  ポリプロピレン ,  球晶 ,  成長速度