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J-GLOBAL ID：200902263600819324   整理番号：09A0076975

蛋白質合成反応の容器としてのマルチラメラ巨大リポソームの構造の定量的研究

Quantitative Study of the Structure of Multilamellar Giant Liposomes As a Container of Protein Synthesis Reaction

著者 (7件)： HOSODA Kazufumi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  SUNAMI Takeshi (JST-ERATO, Tokyo, JPN) ,  KAZUTA Yasuaki (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MATSUURA Tomoaki (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  SUZUKI Hiroaki (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  YOMO Tetsuya (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  YOMO Tetsuya (JST-ERATO, Tokyo, JPN)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 24  号： 23  ページ： 13540-13548  発行年： 2008年12月02日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： in vitro転写/翻訳系の容器として凍結乾燥中空リポソーム(FDEL)法によって形成された巨大マルチラメラベシクル(GMLV)の内部構造を研究するための方法を開発した。GMLV中での蛋白質合成反応の生起を評価するために,合成された酵素が蛍光性基質を加水分解しその結果リポソーム中で反応の起こる空間が蛍光性となるようなカスケード反応系を設計した。GMLV中の破壊された分画の体積のうち一部においてのみ加水分解反応が起こることがわかった。リポソームの全内部体積および蛍光活性化細胞ソーター(FACS)を用いた100000個以上のリポソームの反応生成物の同時測定から,反応が可能な体積の分布はリポソームのサイズによらず全内部体積に比例することがわかった。この情報は,リポソームの反応機構の定量的解析でGMLVの幾何学的パラメータを減らすことを可能にし,巨大リポソームに基づくモデル細胞系の高次元特性を開発するための欠くべからざるツールとなる。

シソーラス用語： *ラメラ ,  *リポソーム ,  *内部構造 ,  ベシクル ,  *タンパク質合成 ,  *蛍光 ,  *逐次反応 ,  *加水分解 ,  *カスケード反応 ,  *薄膜 ,  *二分子層 ,  *脂質膜 ,  *層 ,  *多分子層 ,  *多層 ,  *脂質二分子膜

分類 (3件)： 界面化学一般  (CB12010J) ,  脂質一般  (EB05010B) ,  化学合成  (EB03030J)

タイトルに関連する用語 (5件)： 蛋白質合成 ,  マルチ ,  ラメラ ,  巨大リポソーム ,  定量的研究