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J-GLOBAL ID：200902267781726417   整理番号：09A0217491

肥育後期豚への玄米の給与が皮下脂肪の性状に及ぼす影響

Effects of brown rice feeding on characteristics of inner layer of subcutaneous fat of finishing pigs

著者 (10件)： 勝俣昌也 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  佐々木啓介 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  斉藤真二 (フリーデン) ,  石田藍子 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  京谷隆侍 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  本山三知代 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  大塚誠 (国際農林水産業研究セ) ,  中島一喜 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  澤田一彦 (フリーデン) ,  三津本充 (農業技術研究機構 畜産草地研)
資料名： 日本畜産学会報
巻： 80  号： 1  ページ： 63-69  発行年： 2009年02月25日 
JST資料番号： F0902B  ISSN： 1346-907X  CODEN： NICKA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 肥育豚の皮下脂肪の性状に玄米給与が及ぼす影響を検討した。試験1:平均体重67kgの肥育豚64頭を,32頭ずつ対照区と玄米区に割り振り,出荷体重115kg,給与期間45日を目安として飼育した。対照区飼料は自家配合飼料とし,対照区飼料のトウモロコシの30%を玄米で代替して玄米区の飼料とした。玄米の給与によりロース部位の皮下脂肪内層のオレイン酸の割合は高くなり(p<0.05),リノール酸の割合は低くなった(p<0.05)。試験2:平均体重60kgの肥育豚1,159頭を,対照区に576頭,玄米区に583頭割り振った。このうち,日増体量には64頭の測定値を,枝肉形質と脂肪酸組成には30頭の測定値を解析に供した。玄米の配合割合を15%とし,給与期間は60日とした。バラ部位の皮下脂肪内層のオレイン酸の割合は高くなり(p<0.05),リノール酸の割合は低くなった(p<0.01)。玄米を30%配合した場合は45日間,15%配合した場合は60日間の飼養により,肥育豚の皮下脂肪内層の脂肪酸組成が変化した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ブタ ,  肉畜 ,  家畜栄養 ,  *食餌効果 ,  *玄米 ,  皮下脂肪 ,  脂肪酸組成 ,  豚肉 ,  枝肉 ,  飼料分析 ,  濃厚飼料 ,  体重増加 ,  性差 ,  産肉能力 ,  摂食 ,  食品分析 ,  厚み ,  不飽和脂肪酸 ,  ポリエン ,  ω-3脂肪酸 ,  オレフィン化合物 ,  ジエン
準シソーラス用語： 飼料摂取量 ,  背脂肪

分類 (2件)： 豚  (FD02040U) ,  濃厚飼料  (FD07030S)

物質索引 (3件)： α-リノレン酸 ,  オレイン酸 ,  リノール酸

引用文献 (16件)：

• Eder K, Nonn H, Kluge H. 2001. The fatty acid composition of lipids from muscle and adipose tissues of pigs fed various oil mixtures differing in their ratio between oleic acid and linoleic acid. European Journal of Lipid Science and Technology 103, 668-676.
• 石橋 晃監修.2001.新編動物栄養試験法.養賢堂,東京.
• 石田光晴,松本 力,伊藤清香,井上達志,鈴木啓一,清水ゆう子.2004.食品残渣物の飼料添加が豚肉脂質性状に及ぼす影響.日本養豚学会誌41,11-20.
• 香川芳子.2002.五訂食品成分表.女子栄養大学出版部,東京.
• Monziols M, Bonneau M, Davenel A, Kouba M. 2007. Comparison of the lipid content and fatty acid composition of intermuscular and subcutaneous adipose tissues in pig carcasses. Meat Science 76, 54-60.

タイトルに関連する用語 (6件)： 肥育後期 ,  豚 ,  玄米 ,  給与 ,  皮下脂肪 ,  性状