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J-GLOBAL ID：200902272936300792   整理番号：08A0633547

レモンバーム葉のラジカル消去活性に及ぼす乾燥温度の影響

Effects of Drying Temperature on Antioxidant Activity of Lemon Balm (Melissa officinalis) Leaves

著者 (6件)： 柚木崎千鶴子 (宮崎県食品開発セ) ,  酒井美穂 (宮崎県食品開発セ) ,  小坂妙子 (宮崎県衛生環境研) ,  堂園眞澄 (宮崎県総合農試 薬草・地域作物セ) ,  窄野昌信 (宮崎大 農) ,  福田亘博 (宮崎大 農)
資料名： 日本食品科学工学会誌  (Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology)
巻： 55  号： 6  ページ： 293-298  発行年： 2008年06月15日 
JST資料番号： F0895A  ISSN： 1341-027X  CODEN： NSKKEF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： レモンバーム葉のようなハーブ類の乾燥は,風乾によることが多いが,5~10日を要し天候にも左右されるため,機械乾燥も行われている。本研究では,レモンバーム葉のラジカル消去活性を保持するための最適な乾燥条件を見出すことを目的として,45,55,65°Cで熱風乾燥試験を行なった。各温度の乾燥粉末から80%エタノール抽出液を調製し,DPPHラジカル消去活性,ポリフェノール含量およびロスマリン酸含量を測定した結果,いずれも45°C乾燥粉末で最も高い値を示した。また,乾燥粉末からの熱水抽出液も,DPPHラジカル消去活性を有しており,ロスマリン酸を含むポリフェノールが含まれることが確認された。乾燥温度別では45°C乾燥品が最も高いラジカル消去活性を示すことが明らかとなった。以上のことから,高いラジカル消去活性を保持するためには,レモンバームをハーブティーとして加工する際の乾燥温度として,45°Cが適切であることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： シソ科 ,  *食品加工 ,  *機能性食品 ,  予防医学 ,  *乾燥食品 ,  葉分析 ,  生活習慣病 ,  酸化防止 ,  乾燥 ,  多価フェノール ,  *食品分析 ,  芳香族ニトロ化合物 ,  ヒドラジルラジカル ,  芳香族カルボン酸 ,  ヒドロキシ酸 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  カルボン酸エステル ,  ポリオール ,  カフェ酸類 ,  ラジカル捕捉活性 ,  Melissa officinalis
準シソーラス用語： ラジカル消去活性 ,  レモンバーム ,  *乾燥処理 ,  熱風乾燥

分類 (3件)： 調味料,香辛料  (FJ10010W) ,  食品の加熱  (FJ03030I) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (3件)： DPPHラジカル ,  プロトカテク酸 ,  ロスマリン酸

引用文献 (20件)：

• 1) 大澤俊彦,酸化ストレス制御を中心とする食品機 能因子の化学と作用機構に関する研究,農化,76,804-813(2002).
• 2) Capecka, E., Mareczek, A. and Leja, M., Antioxidant activity of fresh and dry herbs of some Lamiaceae species, Food Chem. 93, 223-226 (2005).
• 3) 増田俊哉,セージ,ローズマリーに含まれる強力なジテルペノイド抗酸化性物質の抗酸化機構,FFI JOURNAL, 209,858-865(2004).
• 4) 藤江歩己,吉田久美,大羽和子,オレガノ葉のポリフェノール化合物,食科工,50,404-410(2003).
• 5) 柚木崎千鶴子,小村美穂,アショク・A・サーカー,岡部玲二,県内産農産物の抗酸化活性,宮崎県工業技術センター・宮崎県食品開発センター研究報告,48,91-98(2003).

タイトルに関連する用語 (4件)： レモンバーム ,  葉 ,  ラジカル消去活性 ,  乾燥温度