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J-GLOBAL ID:200902273632209000   整理番号:09A1053266

ムギ類をリビングマルチとして用いたダイズ栽培におけるダイズ-ムギ類-雑草の群落空間構造

Spatial structure of soybean-wheat/barley-weed community in soybean cultivation using barley/wheat as living mulch
著者 (4件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 139-146 (J-STAGE)  発行年: 2009年 
JST資料番号: G0809B  ISSN: 0372-798X  CODEN: ZASKAN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ダイズ栽培にリビングマルチとして用いるムギ類の抑草効果を検証するために,層別刈取法および日射量測定フィルムを用いて栽培圃場における垂直群落構造および受光量を調査した。リビングマルチとして用いたムギ類の乾物重は播種後約30日および約50日でダイズの2~8倍になり,リビングマルチ区におけるムギ類とダイズのLAIの合計は播種後約30日で慣行区におけるダイズのLAIの9倍以上,約50日では慣行区の4倍以上になった。播種後約50日のリビングマルチ区では株元および条間で地表面の相対受光量がほぼ10%以下になったのに対して,慣行区ではダイズの株元であっても10%以下にならなかった。リビングマルチ区の雑草の乾物重は播種後約30日では慣行区の2分の1以下になった。リビングマルチ区のダイズの生育はリビングマルチのムギ類や,さらにダイズとムギ類の条間を狭くすることによって初期生育は抑制されるが、播種後50日ころには回復した。本研究により,リビングマルチは旺盛な初期生育により速やかに地表面の日射量を低下させ,初期生育の緩慢なダイズの被陰力を補って効率よく抑草できることが明らかになった。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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栽培的防除  ,  雑草による植物被害  ,  豆類 
引用文献 (16件):
  • 荒井正雄・川島良一1956.水稲栽培に於ける雑草害の生態学的研究 I・II : 水稲と雑草の競争機構について.日本作物学会紀事 25, 115-119.
  • 遠藤敏夫・門馬信二・阿部勇1978.野菜畑における耕起及び施肥が雑草の発生に及ぼす影響.東北農業研究 21, 239-240.
  • 井上博道・伊藤豊彰・三枝正彦2000a. 肥効調節型肥料を用いたデントコーンの全量基肥・接触施肥栽培における雑草の生育反応.日本土壌肥料学雜誌71, 345-349.
  • 井上一博・宮川英雄・佐々木和則2000b. 大麦のマルチ効果を利用した大豆の省力栽培法.東北農業研究53, 103-104.
  • 伊藤操子2004.「雑草学総論(改訂第2版)」.養賢堂,東京,pp.154.
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