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J-GLOBAL ID:200902275906018358   整理番号:08A0894727

93の雑草種のシュートと根におけるカドミウムの蓄積

Cadmium accumulation in the shoots and roots of 93 weed species
著者 (3件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 566-573  発行年: 2008年08月 
JST資料番号: W1879A  ISSN: 0038-0768  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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カドミウム(Cd)は植物の酸化反応や窒素代謝などの生理プロセスを阻害し植物成長にとって有害であるので,Cdファイトレメディエーションにとって有用な雑草種の探索を行った。3mg/kg乾物重(DW)のCdを含む砂壌土で,93の雑草種と八つの作物種をポットで2か月間生育させ,ICP-ES分析および原子吸光分析を用いて,シュートと根のCd濃度を測定した。シュートのCd濃度(mg/kgDW)は,Cichorium intybus(キク科)で77.0,Matricaria chamomilla(キク科)で64.4と,超蓄積植物とされているPolygonum thunbergii(タデ属)の56.2より高かった。根のCd濃度は11の植物種において比較的高く,Oenothera biennis(アカバナ科)では171.9,Calystegia sepium(ヒルガオ科)では122.6,Cassia obtusifolia(カワラケツメイ属)の場合には122.2であった。Cd濃度のシュート/根の比率はキク科植物種がイネ科植物より高く,キク科のC.intybusやBidens frondosaではそれぞれ3.56と3.30であり,イネ科のイネとジュズダマ(ジュズダマ属)ではそれぞれ0.02および0.03であった。これらの結果は,C.intybus/M.chamomillaはシュートに,O.biennis/C.sepium/C.obtusifoliaは根に高濃度のCdを蓄積し,キク科植物種は,イネ科植物種と比べて根からシュートへの転流を容易に行っていることを示した。Cd含量は植物のバイオマス量とCd濃度によって決定されるので,高いCd蓄積能力を持つだけでなく,大きなバイオマス量も生産するB.frondosa,B.pilosaおよびAmaranthus viridis(ヒユ属)などが,Cdファイトレメディエーションのために有用な植物種であると思われた。
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分類 (2件):
分類
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土壌汚染  ,  植物生理学一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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