抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
横浜国立大学調理科学研究室における食品包装に関する研究3件を紹介した。1)食品保存における脱酸素剤使用の有効性に関する研究:魚を家庭用冷蔵庫で保存し脱酸素剤を併用すると脂肪の酸化は抑制されるが細菌による腐敗は進行した。冷凍保存では脱酸素剤による酸化抑制が認められたが,魚の加熱処理有無による差は認められなかった。2)食品包装の開封性に関する研究:高齢者使用を念頭に缶切りとビンオープナーの取り扱い性を検討した。器具の使い易さで年齢による差は無かった。また器具を使わず開封する加工食品の開封性を調査した結果,開封初期に力を要すものほど開けづらく,手で掴み易い形状のものが開けやすいことが分かった。3)ごみの分別に関する研究:ゴミ分別が細分化されている市とゴミの大半を焼却処分している市を比較し市民の環境意識を調査した。ゴミの分別細分化により資源化率に向上が認められたが,生活者の食生活や環境に対する姿勢には影響を与えるにいたっていないことが分かった。