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J-GLOBAL ID：200902278690676257   整理番号：08A0499230

路面電車利用者への混空情報提供の有用性の検証

著者 (3件)： 轟朝幸 (日本大 理工) ,  松本修一 (高知工科大 総合研 地域ITS社会研究セ) ,  松田博和 (JR東日本)
資料名： 運輸政策研究  (年刊運輸政策研究)
巻： 11  号： 1  ページ： 017-024  発行年： 2008年04月24日 
JST資料番号： L3478A  ISSN： 1344-3348  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電車の混雑に対し,増発などの運行サービスの増強は費用が嵩むことなどから早急な進展は望めない。そこで,電車ごとの混雑の偏りを是正することで,利用者にとって少しでも快適な電車での移動を実現し,また混雑の平準化により定時運行を支援できる可能性がある。本研究では,高知県の土佐電氣鐵道において,つぎつぎに電停に到着する路面電車の混雑情報(以下「混空情報」と記す)を表示する情報板を設置し,リアルタイムで混雑状況を利用者に情報提供する社会実験を行った。混空情報の提供にあわせて利用者の乗車行動に関する調査とアンケート調査を行い,利用者の乗車選択意識と行動の変化を把握することで混空情報提供の有用性を検証した。(著者抄録)

シソーラス用語： *電車 ,  *利用者 ,  乗客 ,  意思決定 ,  思考 ,  人間行動 ,  電気鉄道 ,  路面鉄道 ,  *情報サービス ,  *交通混雑 ,  範囲 ,  試行 ,  高知県 ,  選択行動 ,  *路面電車
準シソーラス用語： 時間帯 ,  社会実験 ,  *情報提供

分類 (1件)： 鉄道輸送・サービス一般  (TC01010R)

引用文献 (8件)：

• 寺田寅彦 [1947], “電車の混雑について”, 小宮豊隆編「寺田寅彦随筆集 第二巻」, 岩波群店.
• 社団法人日本鉄道電気技術協会 [1998],「平成8年度高密度輸送の快適化の研究 事業研究報告書」.
• 青木俊幸, 大戸広道, 山本昌和 [2003], “リアルタイムな誘導案内による旅客流動の最適化手法”,「鉄道総研報告」, Vol.17, No.5, pp. 47-52.
• 松田博和, 轟朝幸 [2005], “列車車両の混雑情報提供による混雑緩和の可能性の検討”,「平成17年鉄道技術・政策連合シンポジウム講演論文集」, pp. 143-146.
• 土佐電鉄の電車とまちを愛する会 [2006],「土佐電鉄が走る街 今昔」, JTBパブリッシング.

タイトルに関連する用語 (4件)： 路面電車 ,  情報提供 ,  有用性 ,  検証