文献

J-GLOBAL ID：200902288310823916   整理番号：08A0871272

初期宇宙における原始星の形成

Protostar Formation in the Early Universe

著者 (3件)： YOSHIDA Naoki (Nagoya Univ., Aichi, JPN) ,  OMUKAI Kazuyuki (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo, JPN) ,  HERNQUIST Lars (Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics, MA, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 321  号： 5889  ページ： 669-671  発行年： 2008年08月01日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非常に高精度で得られている初期宇宙のわずかな密度ゆらぎのデータのみを用いて,初期宇宙における構造発展と原始星の形成に対する計算機シミュレーションを実行し,宇宙で最初の天体が形成され宇宙暗黒時代が終焉するまでの過程を初めて明らかにした。暗黒物質に働く重力や原始ガスで起こる化学反応,原始ガスと宇宙背景放射との放射輸送などの宇宙の構造進化を論じるのに必要な物理過程を直接計算した。宇宙が始まって数億年で巨大な暗黒物質ハローができてその中で分子雲ガスが形成され,その約10万年後に初代原始星が誕生することを示した。初代原始星の質量は太陽の100分の1程度であり,これが種となり大質量星が形成されることが分かった。

シソーラス用語： *初期宇宙 ,  宇宙進化 ,  *原始星 ,  *星の形成 ,  宇宙黒体放射 ,  暗黒物質 ,  分子雲 ,  計算機シミュレーション ,  宇宙マイクロ波背景放射 ,  電磁波 ,  波動 ,  計算機利用 ,  利用

分類 (2件)： 宇宙論  (DB07000D) ,  恒星  (DB05000P)

タイトルに関連する用語 (2件)： 初期宇宙 ,  原始星