抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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群で生活する動物の社会行動等については多くの報告がある。本報告では,動物の群居性の理解を深めるために,1)社会的な相互作用の型,分布及び機能に及ぼす異質的な社会関係の影響,2)群生活を維持するための闘争制御,3)二個群の社会関係や行動を理解するための2亜群の様相,の3つの鍵となる項目をあげる。群生活をする動物の例を用いてこれらの項目について議論するためには,広範囲の分類群の社会行動の種または分類学的に近縁なグループの特質を調べる研究において,行動の直接観察や機能分析が重要である。さらに,異なった分類群で見られる一般原則や通常の性質を研究することにより,種々の群居性を理解することができる。この2つのアプローチを相補的に使用することによって群居性動物の社会進化を理解することができるであろう。