抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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各種加工,組立用産業機器では,高集積化,高密度化,高付加価値化,さらには生産性の向上の観点から,複数軸のアクチュエータや搬送テーブルを協調/非協調させて動作させることが多い。生産効率を向上させるためには,加工軸の高加減速動作が必用となり,各アクチュエータ出力性能の向上やサーボ帯域の拡大が求められている。一方,各アクチュエータの駆動力の反作用である駆動反力は,複雑で柔軟な機械部分を励振して他軸に影響を与える干渉力となる場合も多い。より高い加工精度を求めてサーボ帯域を拡大するには,干渉の影響を排除してやる必要がある。本論文は,同一機台上に2台のテーブル装置を備えた供試機を対象に,LMI(線形行列不等式)を用いた位置指令生成により,複数軸の干渉問題の解析を行った。ここでは,自システムのノミナルモデルに加えて,他システムへの干渉モデルを考慮した拡大プラントを構成することで,干渉の影響を極力抑制した位置指令を実現した。