特許
J-GLOBAL ID:200903005265789614

成形性および焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法およびその製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-244667
公開番号(公開出願番号):特開平8-081744
出願日: 1994年09月13日
公開日(公表日): 1996年03月26日
要約:
【要約】【目的】 自動車のボディシート等に使用される成形加工用Al合金板として、成形性、焼付硬化性に優れるとともに室温での経時変化の少ない板の製造方法、およびその板を高い量産性で製造し得る装置を提供する。【構成】 Mg0.3〜1.5%、Si0.5〜2.5%を必須とし、さらに必要に応じてCu,Zn,Mn,Cr,Zr,V,Fe,Tiの1種以上を少量含有する合金圧延板について、480°C以上で溶体化処理後、100°C/min以上で100°C以下に冷却し、10分以内に120〜250°Cに加熱して保持なしもしくは10分以内の保持により耐力値を70〜120N/mm2 に調整し、さらに140°C以下で巻取って24時間以内に50〜140°Cでの安定化処理を3時間以上行なう。またそのための製造装置として、溶体化処理から巻取りまでを連続的に行なう。さらにコイル巻取から安定化処理までをも連続化する。
請求項(抜粋):
Mg0.3〜1.5%(重量%、以下同じ)、Si0.5〜2.5%を含有し、さらに必要に応じてCu0.03〜1.2%、Zn0.03〜1.5%、Mn0.03〜0.4%、Cr0.03〜0.4%、Zr0.03〜0.4%、V0.03〜0.4%、Fe0.03〜0.5%、Ti0.005〜0.2%のうちから選ばれた1種または2種以上を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金を素材とし、鋳塊に均質化処理を施した後、熱間圧延および冷間圧延を行なって所要の板厚の圧延板とし、その圧延板に対し、480°C以上の温度で溶体化処理を行なってから100°C/min以上の冷却速度で100°C以下の温度域まで冷却し、続いて10分以内に、120〜250°Cの範囲内の温度に加熱して保持なしもしくは10分以内の保持の熱処理を行なって耐力を70〜120N/mm2 の範囲内に調整した後、140°C以下の温度で巻取り、その後24時間以内に、50〜140°Cの範囲内の温度で3時間以上保持する安定化処理を行なうことを特徴とする、室温での経時変化が少なくかつ成形性および焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法。
IPC (3件):
C22F 1/05 ,  C22C 21/02 ,  C22C 21/08
引用特許:
審査官引用 (11件)
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