特許
J-GLOBAL ID:200903006582518487

ショックアブソーバーの減衰力調整機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 賢二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-017054
公開番号(公開出願番号):特開2009-180233
出願日: 2008年01月29日
公開日(公表日): 2009年08月13日
要約:
【課題】縮み行程時と伸び行程時との減衰力調整操作を常に上方から便利良く行なえるようにする。【解決手段】ピストン(25)を縮み側ピストン(25B)と伸び側ピストン(25R)との2個一対として、その上下相互間に画定したオイルの中間流路(26)内へ、開口面積の順次段階的に大小変化する複数のオリフィス(40B-1)〜(40B-8)(40R-1)〜(40R-8)が開口分布された円板状のシムから成る縮み側チェックバルブ(38B)と伸び側チェックバルブ(38R)とを介挿設置して、ピストンロッド(6)の軸線上に沿い差し込み貫通された1本の減衰力調整芯軸(18)を上方から押し廻し又は引き廻し操作することにより、両チェックバルブのオリフィスを両ピストンに開口分布する複数の第2ポート(29B)(29R)とだけ択一的に合致連通させて、縮み行程時と伸び行程時との減衰力を各別に調整できるように定めた。【選択図】図2
請求項(抜粋):
シリンダー(1)の内部をオイル室(23)とリザーバー室(24)との上下一対に区分するフリーピストン(22)と、 そのシリンダー(1)のオイル室(23)内へ往復作動自在に差し込まれたピストンロッド(6)と、 そのピストンロッド(6)の差し込み先端部へ取り付け一体化されることにより、上記オイル室(23)を上側オイル室(23B)と下側オイル室(23R)に細分するピストン(25)と、 そのピストン(25)の一定なP.C.D(P1)上へ開口分布されることにより、上記上側オイル室(23B)と下側オイル室(23R)とを連通する複数の第1ポート(28B)(28R)と、 上記ピストン(25)を上下方向から挟む弾圧付勢状態として、その第1ポート(28B)(28R)を悉く開閉する縮み側ディスクバルブ(31B)並びに伸び側ディスクバルブ(31R)とを備えたショックアブソーバーにおいて、 上記ピストン(25)を縮み側ピストン(25B)と伸び側ピストン(25R)との上下一対として2分割することにより、その向かい合う相互間に上記第1ポート(28B)(28R)と連通する一定な開口幅(W)の中間流路(26)を画定し、 両ピストン(25B)(25R)の上記第1ポート(28B)(28R)よりも小さなP.C.D(P2)上へ、その第1ポート(28B)(28R)と常時連通しつつも、上記ディスクバルブ(31B)(31R)によって開閉されない複数の第2ポート(29B)(29R)を、上側オイル室(23B)と下側オイル室(23R)へ常時開口する分布状態に形成すると共に、 開口面積の順次段階的に大小変化する複数として、上記第2ポート(29B)(29R)とだけ択一的に合致連通し得るオリフィス(40B-1)〜(40B-8)(40R-1)〜(40R-8)が開口分布された円板状のシムから成る縮み側チェックバルブ(38B)と伸び側チェックバルブ(38R)との上下一対を、上記中間流路(26)の向かい合う内壁面へ弾圧付勢状態に介挿設置する一方、 上記ピストンロッド(6)の軸線上に沿って差し込み貫通させた減衰力調整芯軸(18)により、その上方から上記チェックバルブ(38B)(38R)を各別に押し廻し又は引き廻し操作して、そのオリフィス(40B-1)〜(40B-8)(40R-1)〜(40R-8)を上記第2ポート(29B)(29R)と択一的に合致連通させることにより、縮み行程時と伸び行程時との減衰力を強弱調整できるように定めたことを特徴とするショックアブソーバーの減衰力調整機構。
IPC (2件):
F16F 9/46 ,  F16F 9/32
FI (3件):
F16F9/46 ,  F16F9/32 N ,  F16F9/32 L
Fターム (4件):
3J069AA53 ,  3J069CC15 ,  3J069EE28 ,  3J069EE39
引用特許:
出願人引用 (8件)
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