特許
J-GLOBAL ID:200903006975532325

置換プリン誘導体、その製法、その使用およびそれを含有する組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高木 千嘉 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-365530
公開番号(公開出願番号):特開平10-182645
出願日: 1997年12月22日
公開日(公表日): 1998年07月07日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 骨粗鬆症治療用として有用な置換プリン誘導体、その製造方法およびそれを含有する組成物の提供。【解決手段】 下記式IおよびIaで表される化合物、その生理学的に許容し得る塩およびそのプロドラッグ、およびそれを活性成分として含有する製剤。化合物の具体的一例を示すと、2S-ベンジルオキシカルボニルアミノ-3-(6-(4-(1,4,5,6-テトラヒドロピリミジン-2-イル-カルバモイル)ピペリジン-1-イル)プリン-9-イル)プロピオン酸並びにその生理学的に許容し得る塩およびそのプロドラッグになる。上記の化合物はビトロネクチン受容体アンタゴニストであり、これは骨吸収抑制剤として、および骨粗鬆症治療用に使用することができる。
請求項(抜粋):
全ての割合における全ての立体異性体およびそれらの混合物での式IまたはIa【化1】[式中、Xは水素、NR6R6′、フッ素、塩素、臭素、OR6、SR6、ヒドロキシ-(C1〜C6)-アルキル-NH、(ヒドロキシ-(C1〜C6)-アルキル)2N、アミノ-(C1〜C6)-アルキル-NH、(アミノ-(C1〜C6)-アルキル)2N、ヒドロキシ-(C1〜C6)-アルキル-O、ヒドロキシ-(C1〜C6)-アルキル-SまたはNH-CO-R6であり;YはR6、フッ素、塩素、臭素、シアノ、NR6R6′、OR6、SR6またはヒドロキシ-(C1〜C6)-アルキル-NHであり;Gは式II -(CR1R2)n-A-(CR1R2)m-(CR1R3)i-(CR1R2)q-R4 (II)で表される基であり;Wは式III -B-(CR1R2)r-A′-(CR1R2)s-(CR1R3)k-(CR1R2)t-D-E (III)で表される基であり;Gaは式IIa -(CR1R2)r-A′-(CR1R2)s-(CR1R3)k-(CR1R2)t-D-E (IIa)で表される基であり;Waは式IIIa -B-(CR1R2)n-A-(CR1R2)m-(CR1R3)i-(CR1R2)q-R4 (IIIa)で表される基であり;A、A′は互いに独立していて直接結合、-C(O)NR5-、-NR5C(O)-、-C(O)-、-NR5-、-O-、-S-、-SO-、-SO2-(C5〜C14)-アリーレン(ここでアリール基において1〜5個の炭素原子は1〜5個のヘテロ原子により置換され得る)、(C2〜C4)-アルキニレン、(C2〜C4)-アルケニレンであるか、または1個もしくは2個のヘテロ原子を含有し、=O、=SおよびR3からなる群より選択される基でモノ置換またはジ置換され得る3〜7員の飽和または不飽和環の2価の基であり;R1、R2は互いに独立して水素、フッ素、塩素、シアノ、ニトロ、(C1〜C10)-アルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキル、(C5〜C14)-アリール、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、R6-O-R7、R6-S(O)p-R7またはR6R6′N-R7であり;R3は互いに独立して水素、フッ素、塩素、シアノ、ニトロ、(C1〜C18)-アルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキル、(C5〜C14)-アリール、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、R6-O-R7、R6R6′N-R7、R6C(O)-O-R7、R6C(O)R7、R6OC(O)R7、R6N(R6′)C(O)OR7、R6S(O)pN(R5)R7、R6OC(O)N(R5)R7、R6C(O)N(R5)R7、R6N(R6′)C(O)N(R5)R7、R6N(R6′)S(O)pN(R5)R7、R6S(O)pR7、R6SC(O)N(R5)R7、R6N(R6′)C(O)R7またはR6N(R6′)S(O)pR7[ここでアルキルはモノ不飽和またはポリ不飽和であることができ、さらにアルキルおよびアリールはフッ素、塩素、臭素、シアノ、R6R6′NR7、ニトロ、R6OC(O)R7、R6C(O)R7、R6N(R6′)C(O)R7、R6N(R6′)S(O)pR7、R6またはR6-O-R7でモノ置換またはポリ置換され得る]であり;R4はC(O)R8、C(S)R8、S(O)pR8、P(O)R8R8′であるか、またはN、OおよびSからなる群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を有する4〜8員の飽和または不飽和複素環の基であり;R5は互いに独立して水素、(C1〜C10)-アルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキル、(C5〜C14)-アリールまたは(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキルであり;R6、R6′は互いに独立して水素、(C1〜C18)-アルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル、(C3〜C14)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキル、(C5〜C14)-アリール(ここで1〜5個の炭素原子はN、O、Sのようなヘテロ原子により置換され得る)または(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル(ここでアリール部分において1〜5個の炭素原子はN、O、Sのようなヘテロ原子により置換され得る)であるか、またはR6およびR6′はそれらを結合する原子と一緒になって環式系、特にN、OおよびSからなる群より選択されるさらに別のヘテロ原子も場合により含有し、そして飽和または不飽和であることができる4〜8員の環式系を形成し;R7は互いに独立して(C1〜C4)-アルキレンであるか、または直接結合であり;R8、R8′は互いに独立してヒドロキシル、(C1〜C8)-アルコキシ、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルコキシ、(C5〜C14)-アリールオキシ、(C1〜C8)-アルキルカルボニルオキシ-(C1〜C4)-アルコキシ、(C5〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキルカルボニルオキシ-(C1〜C8)-アルコキシ、NR6R6′、(ジ((C1〜C8)-アルキル)アミノ)カルボニルメチルオキシ、(ジ(C5〜C14)-アリール(C1〜C8)-アルキル)アミノ)カルボニルメチルオキシ、(C5〜C14)-アリールアミノ、アミノ酸基、N-((C1〜C4)-アルキル)ピペリジン-4-イルオキシ、2-メチルスルホニルエトキシ、1,3-チアゾール-2-イルメチルオキシ、3-ピリジルメチルオキシ、2-(ジ((C1〜C4)-アルキル)アミノ)エトキシまたは基Q-(CH3)3N+-CH2-CH2-O-(ここでQ-は生理学的に許容し得る陰イオンである)であり;Bは-O-、-S-、-NR5-、-NR5-C(O)-、-C(O)-NR5-、直接結合であるか、または1個もしくは2個のヘテロ原子を含有し、=O、=SおよびR3からなる群より選択される基でモノ置換またはジ置換され得る3〜7員の飽和または不飽和環の2価の基であり;Dは直接結合、-NR6-、-C(O)-NR6-、-NR6-C(O)-、-S(O)u-NR6-、-NR6-C(O)-NR6-、-NR6-C(S)-NR6-、-NR6-S(O)u-NR6-、-NR6-C(O)O-、-NR6-N=CR6-、-NR6-S(O)u-、-(C5〜C14)-アリール-CO-、-(C5〜C14)-アリール-S(O)u-、-N=CR6-、-R6-C=N-または-R6-C=N-NR6-(ここでDを表す各2価基は右側の自由な結合手を介して基Eに結合している)であり;Eは水素、R6-C(=NR6)-NR6-、R6R6′N-C(=NR6)-、R6R6′N-C(=NR6)-NR6-であるか、またはN、OおよびSからなる群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を場合により有しそしてR3、R5、=O、=SおよびR6R6′N-C(N=R6)-からなる群より選択される基で場合によりモノ置換、ジ置換またはトリ置換され得る4〜11員の単環もしくは多環の芳香族または非芳香族環式系の基であり;nは0、1、2、3、4または5であり;mは0、1、2、3、4または5であり;iは0または1であり;pは互いに独立していて0、1または2であり;qは0、1または2であり;rは0、1、2、3、4、5または6であり;sは0、1、2、3、4または5であり;tは0、1、2、3、4または5であり;kは0または1であり;uは1または2であり;vは0、1、2または3である]で表される化合物並びにその生理学的に許容し得る塩およびそのプロドラッグ[ここで式IおよびIaに示されたプリン構造の代わりに3-デアザプリン構造、7-デアザプリン構造または7-デアザ-8-アザプリン構造も存在することができる]。
IPC (5件):
C07D473/34 321 ,  A61K 31/52 ABJ ,  A61K 31/52 ADD ,  A61K 31/52 ADT ,  C07D473/00
FI (5件):
C07D473/34 321 ,  A61K 31/52 ABJ ,  A61K 31/52 ADD ,  A61K 31/52 ADT ,  C07D473/00
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (7件)
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引用文献:
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