特許
J-GLOBAL ID:200903009712705801

LNGからエタンおよび重い炭化水素を抽出するプロセス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 山崎 宏 ,  田中 光雄 ,  仲倉 幸典
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-530207
公開番号(公開出願番号):特表2008-511734
出願日: 2005年08月26日
公開日(公表日): 2008年04月17日
要約:
LNGからのエタンおよび重い炭化水素(C2+)の抽出および回収のプロセスは、熱交換装置のユニークな配置、低温分別カラム、および、ガス圧縮装置の必要を本質的になくし(大幅に縮小し)、資本費用、燃料消費量および電力消費を最小限にする加工パラメーターを用いて、LNGからC2+を抽出し回収するために、LNGの有益な低温熱的性質の利用を最大にする。この発明は、次の目的の1つ以上に用いられてもよく、受け取られ末端で再ガス化されるLNGから配送される送り出されるガスが、商用天然ガス品質規格を満たすように、LNGを調整すること、LNG動力の乗り物および他のLNG燃料の装置によって必要とされる燃料品質規格および基準を満たす乏しいLNGを作るために、LNGを調整すること、商用CNG燃料のための規格および基準を満たしているCNGを作るために用いることができるよう乏しいLNGを作るために、LNGを調整すること、エタン、プロパン、および(または)、収入増強、利益または他の商用理由のためのLNGからのメタンより重い他の炭化水素を回収することである。
請求項(抜粋):
a) 大気圧近くから380〜550psig(380×6.895×10-3〜550×6.895×10-3MPa)の間に及ぶ圧力まで液化天然ガス(LNG)をポンプでくみ上げる工程と、 b) 下記e)で主張される低温分別カラムの頂部から生成された冷たいメタンリッチの上部の蒸気流れを有する直接の相互交換によって、上記くみ上げの後、上記LNGをその沸点温度近くまで前加熱する工程と、 c) 上記前加熱の後に、上記LNGを、冷たいLNG還流流れと呼ばれる一方の流れと、残余のLNG流れと呼ばれる他方の流れとを有する二つの流れに、分割する工程と、 d) 供給ガス流れを生成するために残余のLNG流れを加熱し蒸発する工程と、 e) 低温分別カラムの頂部から冷たいメタンリッチの上部の蒸気流れ、および、低温分別カラムの底部からNGL生成物流れを生成するために、350〜520psigの間に及ぶ圧力で作動する低温分別カラムを用いる工程と、 f) 上記低温分別カラムの上部の理論的な平衡ステージ上に置かれた入口点で、工程c)から上記低温分別カラムに上記冷たいLNG還流流れを供給する工程と、 g) 上記低温分別カラムの中で、上記低温分別カラムの上部の理論的な平衡ステージより下の3〜8の理論的な平衡ステージに置かれた入口点で、工程d)から上記低温分別カラムに上記供給ガス流れを供給する工程と、 h) 直接の相互交換によってNGL生成物から回収された熱から供給されている熱交換器のための熱源で、上記供給ガス流れの入口点より下で、かつ、上記低温分別カラムの底部の平衡ステージより上で、上記低温分別カラムに接続された液体の取り除きおよび戻りを有する少なくとも1つの熱交換器を用いて、上記低温分別カラムに熱を加える工程と、 i) 上記低温分別カラムに戻る煮沸された蒸気を作成し、かつ、上記NGL生成物の品質を制御するために必要とされる温度で上記低温分別カラムの中で下の温度を維持するために、もう一つの熱交換器を用いて、上記低温分別カラムの底部に熱を加える工程と、 j) 1つ以上の熱交換器を用いる上記LNGと上記冷たいメタンリッチの上部の蒸気流れとの間の直接の相互交換によって、上記LNG前加熱工程b)から回収された冷凍を利用して、上記低温分別カラムの頂部から生成された冷たいメタンリッチの上部の蒸気流れの90%から100%を再液化する工程と、 k) 気液分離装置を用いて、工程j)に起因する液体から、排ガス流れおよび乏しいLNG流れにガスを分ける工程と、 l) 設備燃料ガスシステムに対して供給源として排ガスを用いる工程と、 m) 低温で作動するのに適している標準の圧縮機を用いて、パイプラインへの送出圧力まで、設備燃料ガスシステムの中で用いられる排ガスより多い排ガスを圧縮する工程と、 n) 乏しいLNGを、パイプラインへの送出圧力まで、ポンプでくみ上げ、乏しいLNGを、パイプラインへの送出圧力で、排ガスを再液化し凝縮するプロセスとして、圧縮された過剰の排ガスと混合する工程と、 o) 再液化された過剰の排ガスを含んでいると共に、得られたガス流れが送出ガスのパイプラインに配送される乏しいLNGを蒸発し加熱する工程と を備え、 ガス圧縮の必要を、低減するか、または、ある設計シナリオにおいて完全に取り除くことを特徴とする液化天然ガス(LNG)からエタンおよび重い炭化水素(C2+)を抽出し回収するプロセス。
IPC (2件):
C10G 5/06 ,  F25J 3/02
FI (2件):
C10G5/06 ,  F25J3/02 B
Fターム (5件):
4D047AA10 ,  4D047AB08 ,  4D047CA07 ,  4D047DA04 ,  4D047DA17
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 米国特許No.5114451
  • 米国特許No.5588308
  • 米国特許No.6604380
審査官引用 (5件)
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