特許
J-GLOBAL ID:200903013254348848
論理区画の資源動的割り当て変更方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
作田 康夫
, 井上 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-381948
公開番号(公開出願番号):特開2005-148875
出願日: 2003年11月12日
公開日(公表日): 2005年06月09日
要約:
【課題】 論理区画式計算機システムの稼動中に論理区画間で計算機資源の割り当て変更を動的に行う際に、資源を切り離される側の論理区画上のゲストOSが資源を未使用状態にするまで資源を割り当て変更できない。【解決手段】 ユーザが同時使用可能な資源の総量と、ユーザが直接使用できない一時使用可能な資源の総量を管理する資源一時割り当て管理テーブルを設け、資源切り離しの処理に先立って切り離し対象とする資源の量をユーザから同時使用可能な資源の量から除外して他の論理区画ですぐに使用可能とする、資源一時切り離し制御部、資源一時切り離し制御部で一時使用可能として解放された資源を他の論理区画に接続可能とする資源接続制御部、及び資源の切り離し処理が完全に終わった時に一時使用していた資源を完全に解放する資源切り離し制御部を設けた。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
一つの物理計算機中に、計算機資源であるCPU、主記憶、入出力装置といった資源を分割して割り当てて構成した一つ以上の論理区画を設け、論理区画のそれぞれでオペレーティングシステムを稼動させる論理区画式計算機システムにおいて、システム稼動中に論理区画間で計算機資源の割り当て変更を行う動的割り当て変更方法であって、
複数の論理区画での計算機資源の同時割り当て量の上限値である同時割り当て上限総量と、前記同時割り当て上限総量分の計算機資源とは別に保持する計算機資源の量である一時割り当て上限総量と、複数の論理区画で割り当て中の計算機資源の量である割り当て中総量と、論理区画から計算機資源を切り離す際の切り離し処理中の計算機資源の量である切り離し対象総量とを格納した資源割り当て情報を記憶し、
論理区画から計算機資源を切り離す際に、当該論理区画上で稼動するオペレーティングシステムにおいて、切り離し対象とする計算機資源を未使用状態にする処理の開始前に、切り離し対象とする計算機資源の量を、前記資源割り当て情報記憶保持手段の前記切り離し対象総量に加算する資源一時切り離しステップと、
論理区画への計算機資源の割り当て、すなわち接続に際し、前記資源割り当て情報に保持された情報を参照し、当該論理区画に接続する計算機資源の量と前記割り当て中総量の和が、前記同時割り当て上限総量と前記一時割り当て上限総量の和を超えず、かつ、前記割り当て中総量と前記接続する計算機資源の量の和から前記切り離し対象総量を減算した値が前記同時割り当て上限総量を超えない場合に計算機資源を論理区画に接続し、更に、接続終了後に、接続した計算機資源の量を前記資源割り当て情報の前記割り当て中総量に加算する資源接続ステップと、
論理区画から計算機資源を切り離すとともに、切り離しが終了したときに、切り離した計算機資源の量を前記資源割り当て情報の前記割り当て中総量から減算するとともに、切り離した計算機資源の量を前記資源割り当て情報の前記切り離し対象総量から減算する資源切り離しステップとを有することを特徴とする計算機資源の論理区画間動的割り当て変更方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (3件):
5B098AA10
, 5B098HH01
, 5B098HH07
引用特許: