特許
J-GLOBAL ID:200903017409942909

アミラーゼ阻害物質の調製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-016539
公開番号(公開出願番号):特開2003-286296
出願日: 2003年01月24日
公開日(公表日): 2003年10月10日
要約:
【要約】【解決手段】 本発明のアミラーゼ阻害物質の調製方法は、(A)アミラーゼ阻害物質を含有する原料液を得る工程、(B)前記工程(A)で得た原料液に塩を加えてアミラーゼ阻害物質を不溶物として塩析させ、塩析した不溶物を回収する工程;および、(C)前記工程(B)で回収した不溶物からアミラーゼ阻害物質を回収する工程;を有することを特徴としている。【効果】 本発明によれば、高いアミラーゼ阻害活性を有する0.19AIなどを多く含むアミラーゼ阻害物質を、従来よりも簡単な工程で且つ短い処理時間で、生産性よく製造することができる。また、本発明によって得られるアミラーゼ阻害物質は、高いアミラーゼ阻害活性を有する一方でトリプシン阻害活性をもたず、特に膵液中に含まれるアミラーゼに対して高い阻害活性を有しているため、インシュリンの分泌を効果的に抑制することができ、高血糖症、糖尿病、高脂血症、動脈硬化、肥満などの予防および/または治療に有効である。
請求項(抜粋):
アミラーゼ阻害物質の調製方法であって、(A)下記(A1)、(A2)または(A3)によりアミラーゼ阻害物質を含有する原料液を得る工程;(A1)小麦粉または小麦グルテンを水、希酸、希アルカリまたは含水アルコールを用いて抽出処理する;(A2)小麦粉または小麦グルテンを水、希酸、希アルカリまたは含水アルコールを用いて抽出処理した後に、酸処理および/または熱処理を行って、夾雑する不要な蛋白質を変性させて除去する;(A3)前記(A1)または(A2)の方法によって得たアミラーゼ阻害物質を含有する原料液に、多糖類を加えて、アミラーゼ阻害物質と多糖類との不溶性複合体を生成させ、生成した不溶性複合体から多糖類を不溶性多糖類の形態で分離させて除去する;(B)前記工程(A)で得たアミラーゼ阻害物質を含有する原料液に、塩を加えてアミラーゼ阻害物質を不溶物として塩析させ、塩析した不溶物を回収する工程;および、(C)前記工程(B)で回収した不溶物をそのまま乾燥処理するか、または該不溶物を水に溶解し、該水溶液から塩を除去した後の水溶液を乾燥処理して、アミラーゼ阻害物質を回収する工程;を有することを特徴とするアミラーゼ阻害物質の調製方法。
Fターム (8件):
4H045AA20 ,  4H045BA10 ,  4H045CA31 ,  4H045DA55 ,  4H045EA20 ,  4H045GA01 ,  4H045GA06 ,  4H045GA10
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • アミラーゼ阻害物質
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-079213   出願人:日清製粉株式会社, 長田産業株式会社
  • アミラーゼ阻害物質
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-023446   出願人:日清製粉株式会社, 長田産業株式会社
  • 特開昭46-1833号公報
全件表示
審査官引用 (1件)

前のページに戻る